三井物産、住友ファーマアニマルヘルスの全株式取得へ
(画像=New Africa/stock.adobe.com)

三井物産株式会社(8031)は、住友ファーマ株式会社(4506)が保有する、住友ファーマアニマルヘルス株式会社(大阪府大阪市)の全株式を取得する。

三井物産は、三井グループの総合商社。各分野の多種多様な商品を販売している。

住友ファーマアニマルヘルスは、国内を中心に、動物向けの医薬品開発・製造販売等を行っている。

動物用医薬品・ワクチン等から構成されるアニマルヘルスのグローバル市場は現在4兆円超で、タンパク需要の着実な伸長や新興国を中心としたコンパニオンアニマル(伴侶動物)の飼育頭数の増加などを背景に年率4%で堅調に成長している。

また、犬や猫などの高寿命化、家族化等を背景に、コンパニオンアニマル市場は年率8%で成長しており、市場の拡大を牽引している。

三井物産は2016年にニュートリション・アグリカルチャー本部を創設し、アニマルヘルス事業を重点領域の一つと捉え、2020年に世界第5位のフランスCeva(セバ)、2022年にブラジルOurofino(オウロフィーノ)へ出資参画している。

本件により三井物産は、住友ファーマアニマルヘルスを日本の事業基盤と位置付け、海外製品の導入や国内製品、知的財産の導出を進める。

また、これらの活動と、保有しているアニマルニュートリションを含めた事業資産やグローバルネットワークとのシナジー創出を図り、グローバルのアニマルヘルス産業の発展に役立てる。

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(提供:日本M&Aセンター

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