東洋アルミニウム、UACJ製箔と経営統合、JICキャピタルが統合新会社の株式を取得へ
(画像=NabeChang/stock.adobe.com)

東洋アルミニウム株式会社(大阪市中央区)は、株式会社UACJ製箔(東京都千代田区)と経営統合する統合基本契約を締結した。
手続き上では、東洋アルミニウムを存続会社、UACJ製箔を消滅会社とする吸収合併方式。

JICキャピタル株式会社(東京都港区)が統合新会社の議決権の80%、 UACJ製箔の親会社である株式会社UACJが議決権の20%の株式を保有する。

東洋アルミニウムは、アルミ箔、アルミペースト、アルミ粉などの各種アルミ製品の製造・販売を行っている。食品や医薬品の包装材分野から、リチウムイオン電池(LiB)用部材まで様々な製品を提供。アルミニウム総合メーカーの日本軽金属ホールディングス株式会社の子会社。

UACJ製箔は、アルミ箔、銅、錫、鉛、その他金属箔の製造・販売を行っている。食品・医薬品の包装用アルミ箔からエレクトロニクス・自動車分野のコンデンサ箔・LiB用箔など幅広い分野の製品を提供。

JICキャピタルは、株式会社産業革新投資機構(JIC)の完全子会社として設立されたファンド。エクイティ投資およびエクイティ投資に付随するコンサルティングを行っている。

電気自動車(EV)に使用する高機能高品質のリチウムイオン電池(LiB)外装材用箔、 LiB集電体用箔の需要が日本のみならず世界的に急増する中、本件により、東洋アルミニウムは、統合新会社にて生産体制を効率化し、生産能力の拡大を図る。

・今後の予定
株式譲渡の実施 2023年3月31日
合併の効力発生(東洋アルミニウム、UACJ製箔)2023年4月1日
(提供:日本M&Aセンター

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