三菱重工業グループ、シンガポールの廃棄物焼却発電事業へ単独参画
(画像=Sitadoni/stock.adobe.com)

三菱重工業株式会社(7011)と三菱重工グループの三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(横浜市西区、MHIEC)は、TuasOne Pte.Ltd.(シンガポール、チュアスワン)を完全子会社化した。

チュアスワンの発行株式75%相当をMHIECが取得し、三菱重工とMHIECが共同出資という形でチュアスワンの事業を継続する。出資比率は三菱重工が25%、MHIECが75%。

三菱重工は、エナジー、プラント・インフラ、物流・冷熱・ドライブシステム、航空・防衛・宇宙などの事業を展開している。

三菱重工環境・化学エンジニアリングは、プラント建設、運転・保守、事業運営などを行う総合エンジニアリング・事業会社。大気汚染防止装置、水質汚濁防止装置、廃棄物等の処理装置など。

チュアスワンは、廃棄物焼却発電施設の建設・運営事業を行っている。三菱重工が水処理・水供給運営事業大手のHyflux Ltd.(シンガポール)と共同で2015年に設立した特別目的会社。

本件M&Aにより、三菱重工業は、廃棄物焼却発電事業への単独参画と安定運営を通じて、事業運営ノウハウと成功モデルを確立し、海外PPP(公共サービスの提供に民間が参画する手法)プロジェクトの受注拡大を図る。

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(提供:日本M&Aセンター

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