みずほリース(8425)は、AIRCASTLE LIMITED(米国コネチカット州、Aircastle社)の全株式を丸紅(8002)と共同で取得することを決定した。
取得価額は約672億円。議決権所有割合は25.0%となる。本件では現金を対価とする逆三角合併方式を活用する。
みずほリースは、高度な金融ノウハウを用いて、顧客のバランスシートや事業戦略上の課題を解決するソリューションの提供に強みを持ち、設備投資に関わるファイナンスや幅広い金融分野への取り組み等を通じて事業領域を拡大させている。Aircastle社とは、合弁で航空機オペレーティングリース専業会社「IBJ Air Leasing Limited」を設立し、航空機オペレーティングリース事業の共同展開を開始している。
AIRCASTLE LIMITEDは、グローバルに航空機リース事業を展開している。
丸紅は、金融・リース事業領域を成長分野の一つと位置づけ、海外を中心とした新たなリース事業の開拓、及び、米国における航空機、貨車、自動車、トレーラー向け等、既存のリース・ファイナンス事業の更なる成長・拡大を目指している。
みずほリースは、Aircastle社を存続会社として、みずほリースが新たに設立するバミューダ子会社であるTDP 1 Limited(バミューダ諸島)と丸紅が共同して本取引のために設立する新会社MM Air Limited(バミューダ諸島)が合併のために設立する新会社MM Air Merger Sub Limited(バミューダ諸島)との合併を行う。
本件M&Aにより、みずほリースは、航空機関連ビジネスにおける収益拡大と、事業基盤の一層の拡充・グローバル市場におけるプレゼンス向上を目指す。
●今後のスケジュール
合併の効力発生日 2019年度第4四半期から2020年度第1四半期
(提供:日本M&Aセンター)