お部屋にアートを飾りたい。
そんなふうに思って、いざ「アートを買おう!」と思っても、いったい何を基準に選べばいいのだろう?、どこで買ったらいいのかもわからない…。そもそも「自分にアートなんて買えるの!?」と素朴な疑問を持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コロナ以降にニュースでも話題になったアート市場の活性化、全国各地でも様々なアートプロジェクトの開催が急増している昨今ですが、それでもアートと聞くとつい敷居が高いと感じてしまうという方は、ここ日本においては、まだまだ潜在的に多いのかもしれません。
そこで今回は、アートを飾りたい、チャンスがあればアートを購入してみたいという方に向けて、今すぐにでも始められる簡単なことから、少しレベルアップしてアートの世界がより身近に感じられるおすすめの楽しみ方まで、3つのポイントについて順を追ってご紹介していきたいと思います。
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日本で「アート」を購入しようと思うと様々な懸念点が…。でも実際には、そのハードルは下がってきているんです!
日本に住む多くの方が、「アートはちょっと敷居が高い」と思ってしまうのは、それなりの理由があるはず。
たとえば代表的なのが、日本の住宅事情。島国で国土面積が狭い日本の住宅は戸建て・マンションともに、一般的な指標で見ても諸外国に比べて狭いところが多く、否応なくスペースが限られてしまうといった環境にあります。
そして二つ目に、「湿度」の問題も見逃せないポイント。四方を海に囲まれた日本は世界的に見ても多湿でよく知られている国。湿度が高いことはもちろんメリットもありますが、残念ながら「アートを所有する」という観点からは、作品にダメージを与えてしまう可能性大!それゆえ慎重に管理や保管を行わないと、いくら素晴らしい作品を購入したとしてもその魅力が損なわれてしまう可能性もありますよね。
それから三つ目に挙げられるポイントとして、やはり気がかりなのが、「金額」面での懸念。
こちらは結構重要なポイントで、「アートにすごく興味はあって買ってみたい気持ちは山々だけど、すごく高いイメージがあるから資金的に自分には無理」と、リサーチしてみる手前で諦めてしまう方は、私たちのまわりにも少なくありません。
ただ、そういうお声を聞く度に「なんだかもったいないな」と感じてしまいます。
なぜかというと、今は以前と比べてアートを購入すること自体のハードルが随分と下がってきているからです。
もちろん、いわゆる名画中の名画と呼ばれているようなアート業界のプロのお墨付きの作品を入手しようと思ったら、やはり難しい、と言わざるを得ないこともありますが…。しかしそうではなく「手に届きやすい方法でアートを入手する」ということであれば、今は昔よりもぐっとハードルが下がり、誰にでもできる環境もある。さらにチャンスも増えているからです。
つまり一般的なイメージと異なり、実はアートを日常の中に取り入れることは決して「難しくない」のです。
それではここからは上記を踏まえて、「今からでもできること」、「アートビギナーでも始めやすいこと」をご紹介していきたいと思います。
1)好きなアーティストのポストカードや、アートブックを部屋に飾ってみる
まずは最も簡単な方法から。自分のお気に入りのアーティストの作品のポストカードやポスター、アートブックを部屋に飾ってみることから始めてみてはいかがでしょうか。
これは「アートは高い」、「自分にはとても手が届かない」と思い込んでしまっている方に入門編、まずはアートを楽しむファーストステップとして、ぜひおすすめしたい方法です。
手始めに、たとえば美術館に足を運んだ際にピンときたポストカードを購入してみたり、併設のミュージアムショップで洗練されたデザインのアートブックを見つけたら買ってみる、といったことから始めてみるのがよいかもしれません。
ポストカードは平均して1枚200円以内で購入できる上に、通常では絶対に手が届かない名画を手のひらサイズのポストカードで簡単に入手できるので、気軽に楽しむことができるからです。
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またアートブックはポストカードに比べてやや値が張るものの、それでも1万円以下の予算でも、十分クオリティの高いものが購入できます。そう考えてみるとアート購入の「はじめの一歩」は、さほど敷居は高くないはず。
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ちなみにポストカードもアートブックは、インテリアとしても最適!お部屋にさりげなく飾られているだけで、空間がセンスアップして、一気に洗練された印象に大変身!また季節やその時の気分に合わせて、気軽にポストカードを変えることもできるのも◎。ちょっとした工夫でお部屋の印象が変わって、豊かな気分になれること間違いなしです。
またお部屋にポストカードやポスターを飾る場合は、シンプルな額なら100均で売っているウォールシェルフでも安心して飾ることができます。ウォールシェルフ自体も軽量なので、細い釘や家具用の両面テープなどで固定すればOK。お手頃価格でちょっと特別感が出る上に、お部屋がパッと明るい印象に変化します。
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2)1万円台〜と手頃な価格から、気になる・興味のあるアーティストの作品を購入してみる
ポストカードやアートブックなど、まずはできることから始めて少しずつ慣れてくると、「実物のアートが欲しい」と思う気持ちが出てくるかもしれません。そんな時におすすめなのが、1万円台から手に入るアート。
手頃な価格なので、あまり構えることなく、自分がいいな!と思った作品を吟味せずに比較的パッと選ぶことができるというのも、大きな魅力です。
また、自分のために購入するという選択肢のほかにも、アートが好きな友人知人のプレゼントに購入して贈ってみる、というのもぜひ試してみてはいかがでしょうか? プレゼントする際には贈る相手の好みやセンスをそれとなく探ってみたりしながら、「コレ」という一点を選ぶプロセスもなかなか楽しいもの。アート好きの方への贈り物であれば素敵なサプライズになりますし、お誕生日やウエディングといった特別なシーンで、相手の心に深く残る贈り物として喜ばれるはずです。
ここで重要なポイントをもう一つ。今お手頃価格でも今後市場価値が高まり、一気に価格が上がるという可能性もあります。最初は純粋に好き、いいなと思って購入した作品に、いつの間にか付加価値がつくということは、とくに近年のアート市場においては十分あり得ること。お手頃価格のアート購入を通じてご自身のセンスが磨かれていったり将来的に価値が上がるなど、将来的には資産形成の観点からも期待できることがあるかもしれません。
3)ANDARTの共同保有のサービスであれば、巨匠の名画や人気の現代アーティストの作品のオーナー権を1万円から、手にすることができます。
気になる作品はあって、本当は欲しいと思っている。でも、やっぱり少し高くて手が届かないと思っている方は、ANDARTで共同保有作品のオーナー権を購入する、という方法もあります。
ANDARTの共同保有作品には、巨匠・ピカソの作品から、現代アート界で人気のウォーホル、バンクシーやKAWSの作品まで、様々な種類の作品が多く揃っています。
また、オーナー権は1万円から購入することができるため、たとえば種類も多いバンクシーなど好きなアーティストの作品を中心に所有するほか、異なるアーティストの作品をそれぞれに1枠から複数購入する等、ご予算に応じてさまざまな選択が可能です。
美術品の現物を購入するのはなかなか敷居が高いですが、共同保有であれば気に入った作品を無理のない価格からオーナー権として所有することができます。まずは気楽な気持ちで、ぜひチェックしてみてください。
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文:ANDART編集部