三井物産株式会社(8031)は、インドネシア共和国でPT Perusahaan Listrik Negara(Persero)(PLN社)との長期売電契約に基づき、石炭火力発電所の運営を行っているPT Paiton Energy(インドネシア、PE社)および同事業に関係する2社の持分株式全てを、タイおよびアジア太平洋地域で発電・エネルギーインフラ事業に取り組むRATCH Group Public Company Limited社(タイ、RATCH社)の子会社であるRH International (Singapore) Corporation Pte. Ltd.(シンガポール、RHIS社)に売却することで合意し、株式売買契約書を締結した。
三井物産は、鉄鋼製品、金属資源、エネルギー、プロジェクト、モビリティ、化学品、食料、流通事業、ウェルネス事業、ICT事業、コーポレートディベロップメントの各分野において、全世界に広がる営業拠点とネットワーク、情報力などを活かし、多種多様な商品販売とそれを支えるロジスティクス、ファイナンス、さらには国際的なプロジェクト案件の構築など、各種事業を展開している。
RATCH社は、タイ国内、ラオス、オーストラリア、インドネシア、シンガポール、ベトナムでの従来型発電および再生可能エネルギー発電事業、その関連事業への投資を行っている。
また、高成長領域であるインフラやヘルスケア事業への投資も行っている。海外での発電事業の開発・投資・運営は主にRHIS社を通じて実施している。
三井物産は、PE社の発電事業がインドネシアの人々の生活と産業にとって欠かすことのできない基幹電源を担っており、地域の社会的ニーズも考慮の上、タイおよびインドネシアを含む海外での豊富な電力事業の実績・経験を有しているRATCH社およびRHIS社との合意に至った。
(提供:日本M&Aセンター)