節税対策,投資型節税,決算賞与
(写真=Gajus/Shutterstock.com)

お金は出ていくが将来につながる投資型節税「決算賞与」

節税と従業員さんのモチベーションを同時に達成できる節税方法があります。
それは「決算賞与」として臨時の賞与を支給する方法です。
利益が残って節税を考えなければいけないという嬉しい悲鳴は、従業員さんが頑張ってくれたという面もあるはずです。
従業員さんへの「1年間ありがとう」のねぎらいと、「今年もよろしく」の起爆剤として臨時賞与は良い節税方法です。ただしこの決算賞与を節税に使うためには以下の3つの条件を満たさなければいけません。

1.事業年度度終了までに従業員全員に賞与の額を伝えること
2.翌事業年度の最初の1ヶ月以内に支給すること
3.決算賞与の額を未払金として経費に計上していること

特に重要なのは2です。
もし1ヶ月以内に支給できなければ経費に入れられないので要注意です。
ただし、この節税も税金は減りますが、賞与を払った方がキャッシュはなくなりますので、そのバランスをよく考えて支給額を決定するようにしてください。(提供:ベンチャーサポート税理士法人