節税対策,評価損
(写真=StockEU/Shutterstock.com)

お金が出ていかない最優先の王道的節税 「評価損」

在庫を多く抱えて商売をされている方は知っておいた方がいい節税方法です。
会社が持っている在庫は基本的には、決算のときに評価損を計上することができません。しかし、以下のような場合には評価損として経費にすることができるのです。

1. 災害等で著しく損傷したこと
2. 著しく陳腐化したこと
3. 破損や型崩れ、棚ざらし、品質変化によって
通常の方法によって販売できないようになったこと。

つまり、もう流行おくれで売れないような状態になった在庫は、そのままの金額で在庫計上せずに、評価損を計上できるということです。これは業種によってはとっても効果の大きな節税です。
もちろん決算で評価損を計上した後に、その商品を通常の価格で販売していたり、客観的にもう通常価格では販売できないということを示せないと、評価損として認められない可能性がありますので、気をつけないといけません。

破損とか棚ざらしの場合などには、写真をとって証拠として残しておくと一番効果的でしょうね。(提供:ベンチャーサポート税理士法人