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(画像=「獺祭2019優勝米」イメージ)

旭酒造(山口県岩国市)は10月30日から始まる香港サザビーズのオンラインオークションで、「獺祭(だっさい)~最高を超える山田錦2019年優勝米~」を出品する。出品点数は全製造本数23本のうち6本で、同社は落札想定価格を45~70万円としている。オークション終了日は11月10日正午(日本時間)。

今回出品する「獺祭」は、旭酒造が主催する山田錦生産農家を対象としたコンテスト「最高を超える山田錦プロジェクト2019」で優勝した米で造ったもの。なお、優勝者の山田錦は同社が市場価格の約25倍となる2,500万円で50俵を買い取っている。

今回の挑戦について旭酒造は「海外のオークションで日本酒が扱われることはほとんどない。それは、日本酒の知名度がまだ低いという事もあるが、ワインの様に熟成を前提とした商品が少なく、投機的な価値での扱いが無いという事も理由。ただ、最高に美味しい日本酒は、そういった壁を乗り越えられるとの想いから、このオークションに挑戦する事を決断した」としている。

〈酒類飲料日報2020年10月28日付〉