滋賀県は日本有数の虹の発生率?その背景を徹底解説!【滋賀エリア】
滋賀県は日本有数の虹の発生率?その背景を徹底解説!【滋賀エリア】

みなさん、こんにちは!ライターのひなです!

雨上がり、虹を見つけるとその日はちょっぴりラッキーになりませんか?
実は、滋賀県は、日本有数の虹の発生率だといわれています!

今回は、なぜ滋賀県に虹が頻繁に発生するのか、虹が発生するメカニズムとともに紹介します!

虹はどんな時に見られる?そのメカニズムを解説!

虹のメカニズムはばっちり!という方は、次項「なぜ、滋賀県は日本有数の虹の発生率なのか?」にお進みください!

まず、そもそも虹とはなんなのか…それは光の屈折(光が曲がること)と反射(光が跳ね返ること)によって起こる現象です。
虹ができるのは水滴(雨粒)の中で光が屈折して、反射し、再び屈折して出てくることで発生しています。

少し難しいので、段階に3つの段階に分けてご説明すると…

1.光の屈折

太陽の光が空気中の雨粒に当たると光は水の中に入っていき、光は水滴の中で曲がっていきます。
簡単な例では、コップにストローを入れた時、水の中で折れたり、曲がったりしている現象と同じ構造です。

2.内部での反射

水滴に入った光は、水滴内で反射し、反射した光が水滴の外に出ようとします。

3.再び屈折

2で反射した光が水滴の表面に向かう時に、再度、屈折しています。
そして、光は水滴の外に出てきて、私たちが見る虹になっています。

水滴の大きさや屈折と反射の角度によって、赤・オレンジ・黄色・緑・青・藍・紫の7色に分かれ、色ごとに少しずつ異なる角度で並ぶため、虹は曲線の形で空に現れています。

ただ、太陽の位置が高すぎないということが条件があり、季節によって見える時間や見えやすさも変わります!

なぜ、滋賀県は日本有数の虹の発生率なのか?

前の項から、虹には水滴(雨粒)・屈折・反射が必要だということが分かりました!

では、「滋賀県は特別、雨が多い県なのか?」そんな疑問を持った方もいるかもしれません。
しかし、降水量を比較すると滋賀県の降水量は、約1500mmと全国平均より少し少ないほどです。

ただ、滋賀県には虹が発生しやすい環境が整っているのです!
滋賀県は琵琶湖の周りを山々が取り囲むような地形をしていることから、山沿いで「にわか雨」が多く発生しやすく、中央には琵琶湖があるため視界が開けており、虹が発生しやすいのです!

また、虹の発生率を予測する「虹予報」が毎朝6:00に『お天気ナビゲーター』にて公開されています!
日中(6時~18時)を対象に虹が見られる可能性を0-7段階の虹指標で表されています。

今日は滋賀県で虹が見られそうか、気になる方はこちらのサイトをチェック!
https://s.n-kishou.co.jp/w/charge/niji/niji_top

おわりに

いかがでしたか?

頻繁に虹に遭遇できる機会があるということで、滋賀県で暮らす方は全国の人に比べてちょっぴり特別な気分を味わえるかもしれませんね!

ぜひ、虹予報を活用して、虹指数が高い日に空を見上げてみてください!

参考

平年値(年・月ごとの値)
https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/nml_amd_ym.php?prec_no=60&block_no=0586
虹予報 お天気ナビゲーター
https://s.n-kishou.co.jp/w/charge/niji/niji_top
[教員コラム] 虹色のエモーション【井出慎司】
https://depp-usp.com/archives/4938
解説!虹のメカニズム
https://weathernews.jp/s/topics/201807/300125/
都道府県別年間降水量
https://todo-ran.com/t/kiji/13622