みなさんこんにちは!散歩が好きなライターの中宮桃果です!
今回は新潟県にある、上越市立水族博物館「うみがたり」の見どころや海を守るための取り組みなどの、 「ものがたり」を紹介します!
日本海の生き物を間近で体感できる水族館。
上越市立水族博物館「うみがたり」は2018年に開館した水族館で、日本海に近いという立地を活かした様々な展示がされています。
もともとは、なんと1934年に設立された私立の水族館が起源になっているという「うみがたり」。昔から上越の人々に愛され、日本海の恵みとともに歩んできたのですね。
海と人が「語り合う」ことで新しい価値を「うみ」出す水族館というテーマで、「うみがたり」という愛称がつけられました。
館内に入って最初に目に入る、日本海をテーマにした「うみがたり大水槽」や、360度アクリルガラスの「うみがたりチューブ」では、日本海の生き物を間近に見ることができ、圧巻の迫力です。
「うみがたり大水槽」では、なんと複雑な日本海の海底地形の再現もされているんだとか!
イワシの群泳やコブダイなど、上越沖のいきものをはじめ、50種・38,000点のいきものたちを見ることができます。
また、日本海テラスは、日本海と水槽の表面が一続きになっており、雄大な景色と塩の香りを楽しむことができます。
ここで見ることのできるイルカショーは感動必至です!
1番の見どころは!?
「うみがたり」は、マゼランペンギンの飼育数がなんと日本一!
優雅に泳ぐペンギンだけでなく、陸上をてくてく歩く姿を間近で見ることができるのは「うみがたり」ならではです。
また、準絶滅危惧種に位置付けられているマゼランペンギンの保護の取り組みも行われています。
「うみがたり」では、日本におけるマゼランペンギンの重要な保護拠点として、アルゼンチンのチュブ州と連携し、保全の取り組みを進めてるそうです。
他にも、シロイルカやアザラシとの触れ合いや、クラゲギャラリー、日本海の恵みの秘密について学習できるパネル展示など、内容も盛りだくさん!大満足できること間違いなしです!
環境保護への取り組み
「うみがたり」では、マゼランペンギンの保護活動に留まらず、様々な海と環境を守る取り組みが行われています。ここでは二つ紹介します!
⑴エコもっとフリー |
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毎月第一日曜日に開催される「エコもっとフリー」は、海語りのスタッフと一緒に海岸の清掃活動ができるイベントです。30分程度、船見公園のビーチを清掃するという活動で、無料で参加できます!
⑵キタノアカヒレタビラの保全活動 |
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日本の在来種で絶滅危惧Ⅱ類に指定されているキタノアカヒレタビラ。コイ科の淡水魚で、新潟県をはじめ、秋田県・山形県・福島県・長野県などに分布しています。 うみがたりでは、キタノアカヒレタビラの産卵床となる二枚貝の個体数調査や、水質観測、外来種の駆除による保護活動が行われています。
⑶サケの遡上観察会「おかえりサーモン」 |
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「おかえりサーモン」は、サケが川を遡上する時期(例年11月中旬)に、産卵のために生まれた川に帰るサケを観察することができるイベントです。飼育スタッフによるサケの生態、漁業組合の取り組みなどの解説を聞くこともできる有意義なイベントです!1回15分ほど、1人500円で参加できます!
うみがたりが、海を愛し守り続ける施設であることが伺えますね。
その他にも、海の生き物を間近で観察できるイベントや、謎解きイベントなど、多くのイベントが開催されています。
参考URLに掲載している「うみがたり」のホームページからぜひご覧ください!
所在・アクセス
【住所】新潟県上越市五智2-15-15
【電話】025-543-2449
【アクセス】北陸自動車道上越ICから車で約15分
えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン直江津駅から徒歩約15分
【営業時間】4月から10月:9:30〜17:30 、11月から3月:10:00〜17:00
おわりに
今回は、日本海を舞台にした水族館「うみがたり」を紹介しました。
上越の人々に愛されてきた美しい日本海の眺めと、迫力のある展示が魅力的です。
日本海のいきものやマゼランペンギンをはじめとした海のいきものたちに会いに行ってみてはいかがですか?
参考
上越市立水族博物館うみがたり
https://www.umigatari.jp/joetsu/
うみがたりWEBパンフレット
https://www.umigatari.jp/file/web_pamphlet.pdf
上越市|上越市立水族博物館のあゆみ
https://www.city.joetsu.niigata.jp/soshiki/kyouikusoumu/ayumi.html