こんにちは!自宅で野菜作りにハマっているライターの「しほ」です!
皆さんは、お酒のおつまみといえば何を思い浮かべますか?
「ビールには枝豆!」と思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。
実は新潟県は日本随一の枝豆県で、作付面積は全国1位なのです!
しかし、出荷量は全国で7位ということで、なんとも不思議です。(令和4年度農林水産省野菜生産出荷統計より)
その理由は、新潟の枝豆があまりにも美味しすぎて、家族や親戚・知人同士で消費してしまうからだと言われています!
今回は、新潟県民に愛される枝豆の魅力を、特徴とともにご紹介します!
枝豆ってどんな豆?
枝豆は、開花後30〜40日の大豆を未熟なうちに収穫したもの!その後1ヶ月ほど経ってから収穫したものが大豆です。
すなわち、大豆の子が枝豆なのですね。
栄養面では、枝豆は大豆よりビタミンAやビタミンCが豊富で、低カロリー。また、ビタミンB1・ミネラル・カロテンを多く含み、加熱によるビタミンC損失も少ない優れものです!
枝豆と言えばビールですが、味の相性だけでなく、実は理にかなった組み合わせなのです!アルコールの代謝を促進するビタミンB1により、二日酔いやむくみの軽減が期待できます。
私たちは、無意識のうちに必要なものを口にしているのですね。
未成熟の大豆を食べるという食習慣は、もともとは日本独自のことでした。しかし、近年では日本食ブームや冷凍品の普及により海外でも食べられるようになっています!
新潟県産枝豆の特徴
新潟県産枝豆の最大の魅力は、なんといってもその美味しさ!
甘みとコクがあり、鍋で茹でた枝豆をザルにあげたときにほわっと立ち上る、甘い香りの湯気が食欲を刺激します。
そんな枝豆は品種によって旬が大きく異なるのです!
新潟県では、およそ5〜10月までの期間、途切れることなくさまざまな品種の枝豆を栽培・出荷しています。
品種ごとに旬が入れ替わっていくため、旬ごとに食べ比べながら「枝豆リレー」ができるのも新潟県産ならではの楽しみ方です。
さらに、新潟の枝豆の種類は、「枝豆」と「茶豆」に分けられます!
どちらも緑色で一見すると一般的な枝豆ですが、この2つには違いがあります。
毛の色と豆粒のうす皮が茶色いのが茶豆です!また、普通の枝豆よりも茶豆はひときわ香りが豊かなのが特徴です。
旬ごとに枝豆をご紹介
新潟では約40種類もの枝豆が作られていますが、今回は特に人気の4種を旬ごとにご紹介します!
新潟えだまめ(早生) |
---|
旬:6月下旬~7月下旬
枝豆リレーのトップランナー!「新潟えだまめ」には、早生(わせ)と晩生(おくて)の2つがあります。早生は、さやの毛色が白い枝豆で、一般的に出回っているのもこの品種。実を大きく育てたほうが美味しいためボリューム感があります。シンプルにビールと合わせるのがおすすめです。
新潟茶豆 |
---|
旬:7月中旬~8月中旬
4種類のなかでも特に生産量が多いのが「新潟茶豆」で、実入りが8割程度の若いうちに収穫されます。なぜなら、茶豆は熟すと旨味成分であるアミノ酸と糖が減る特性があるため、美味しい状態のうちに獲りきるのです。茹でると芳醇な香りがほんわり広がります!
新潟あま茶豆 |
---|
旬:8月中旬~9月上旬
「新潟あま茶豆」は新潟茶豆の特徴を引き継ぎながら、その名の通り甘さを口の中いっぱいに感じられます。「新潟茶豆」よりも食べごたえがありボリューム感たっぷりのため、ぷりっとした食感を楽しめます。
新潟えだまめ(晩生) |
---|
旬:9月中旬~10月中旬
枝豆リレーのアンカーとなるのが晩生の「新潟えだまめ」です。大粒なため、豆ご飯にもおすすめ!
以前は産地である新潟県内で消費することが多かったのですが、近年では人気が高まり県外に出荷する農家さんも増えています。
おわりに
いかがでしたか?
新潟県は豊富な品種と長い旬で、枝豆好きにはたまらない場所です。
ぜひ、新潟を訪れた際は、旬の枝豆を味わってみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
では、次の記事でお会いしましょう。
参考
JA全農にいがた公式サイト
新潟のえだまめ
にいがた観光ナビ公式ホームページ
https://niigata-kankou.or.jp/feature/edamame.niigata/top
全農 新潟県本部公式ホームページ
https://www.zennoh.or.jp/nt/product/vegetables/2021/84980.html
全農 食と農のWEBマガジン「エプロン」ホームページ
https://apron-web.jp/naruhodo/12825/
alic 農畜産機構ホームページ
https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/yasai/0507_yasai1.html