こんにちは。ライターの「はるの」です!
突然ですが、皆さんは洋梨と聞くと何を思い浮かべますか?
ラ・フランスを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
実は、この「ラ・フランス」は洋梨全般を表す言葉ではなく、洋梨の種類の1つなのです!
そして、洋梨の種類はラ・フランス1つだけではありません!
新潟には「幻の洋梨」と呼ばれる「ル・レクチエ」があります!
ということで、今回はル・レクチエの魅力に迫っていきましょう。
ル・レクチエとは⁉
ル・レクチエは、新潟県で盛んに生産されている洋梨の種類です。
爽やかな風味と少しの酸味を持ったラ・フランスに対して、ル・レクチエは糖度が高く豊かな甘みと芳醇な香りが特徴的です!
この甘みと香りの秘密は、収穫後に約40日間寝かせる「追熟」という作業にあります!
そして、ル・レクチエはその滑らかな食感や上品な香り、美しいフォルムから「西洋梨の貴婦人」と讃えられています。
また、栽培が難しく、11月下旬~12月下旬までの約1ヶ月間しか市場に出回らないことから、もう1つの異名として「幻の西洋梨」とも呼ばれているのです。
新潟県でのル・レクチエの栽培地は、いずれも川の流域に位置しており、美しい大河の水も新潟県産ル・レクチエの美味しさの秘密です。
新潟県産ル・レクチエには様々な美味しさの秘密が隠されていますね。
なぜ新潟で生産⁉
では、なぜル・レクチエは新潟県の特産品となったのでしょうか。
新潟がル・レクチエの産地となったきっかけは、1902年に新潟県の農家小池左右吉氏がロシア・ウラジオストクへ旅行した際、洋梨に出会ったことです!
その美味しさに魅了された小池氏は、洋梨の栽培を決意し、翌1903年にフランスから苗木を取り寄せて栽培を始めました。
1983年に名称が「ル・レクチエ」に統一され、近年では新潟県の県推進ブランド品目への選定や洋梨の出荷量で全国2位という実績を誇っています。
全国のル・レクチエの約8割が新潟で生産されており、新潟県はル・レクチエの栽培に力を入れています。
まさに、「新潟県は洋梨大国!」といっても過言ではないほどの実績ですね!
ル・レクチエの美味しい食べ方
ル・レクチエについての話を聞いて、「食べてみたい!」と思った方も多いのではないでしょうか⁉
そこで、おすすめの食べ方を紹介したいと思います!
まずは、果物としてそのまま食べることがおすすめです!皮が鮮やかな黄色に変わり、ヘタが黒くしわになり、甘い香りがしてきたら食べごろです。
ル・レクチエは皮がぬるっとした感触で少し滑りやすいため、半分に切った後に皮を剥いてくし切りにすると上手く切ることが出来ます。
さらに新しい美味しさを知りたい方は、スイーツにして食べることもおすすめです!
ル・レクチエ本来の味をスイーツとして楽しみたい方は、ジェラートやかき氷、クリームやアイスなど他の甘味との相性を楽しみたい方はパフェやケーキがおすすめです。
ル・レクチエの様々な味わい方を知り、さらに食べたい気持ちが増してきましたね。
新潟県にあるル・レクチエを使ったスイーツが楽しめるお店はこちらのリンクからみることができます!ぜひ確認してみてください。
にいがた観光ナビ:https://niigata-kankou.or.jp/feature/lelectier_sweets/top
おわりに
いかがでしたか?
新潟県の特産品である洋梨「ル・レクチエ」の魅力を少しでもお伝えできていたらうれしいです。
ル・レクチエを食べてみたくなった!という方は、ネットでの販売もあるのでぜひ一度その美味しさを堪能してみてください。
ル・レクチエの美味しさに魅了されて新潟に足を運びたくなる日も近いかもしれませんね。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
参考
新潟県ホームページ「12月の旬 ル レクチエ」
https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/syokuhin/shun12-lectier.html
にいがた観光ナビ
https://niigata-kankou.or.jp/feature/lelectier_sweets/top
JA全農新潟 ル レクチエ
https://www.zennoh.or.jp/nt/rurekuche/
COCORO FARM VILLAGE「人気の洋梨「ラ・フランス」と「ル・レクチェ」その違いとは?」
https://cocorofarm-vil.com/column/marche_fruitcolumn/fruitcolumn_pear/pear-difference/
新潟県ホームページ「新潟県農林水産物に関する資料集」
https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/syokuhin/1356774745029.html