シーズメン、ゼアーから作業録画ソリューション「テモトル」事業を譲受け

株式会社シーズメン(3083)は、株式会社ゼアー(東京都港区)の作業録画ソリューション「テモトル※」に関する事業を譲受することを決定した。

シーズメンは、衣料品及び服飾雑貨の販売を行っている。

ゼアーは、物流企画、商品開発、商品販売、システム開発を行っている。

※テモトル:消費者からの問い合わせ時に、該当商品の出荷検品・梱包作業をワンクリックで動画確認できるシステム。

背景・目的

近年、宅配便取扱個数は年々増加しており、消費者の多様化するニーズに応えるためには、高度で効率的な倉庫運用と流通加工が求められている。

更に、物流業界はデータの利活用による業務改善効果が高いと期待されている一方で、他業界と比較してもInternet of Things(IoT)、人工知能(AI)、ビッグデータ(BD)等の先進技術の導入が進んでいないという調査結果も報告されている。このような2024年問題と称される人手不足が懸念される中、現在でもアナログ作業が多く残る現場の負荷軽減は急務といえる。

ゼアーは自動化、省人化、業務効率化の分野で数々のソリューションを提供し、物流・流通業界のDX化を牽引してきた。今回、シーズメンが事業譲受を決定した「テモトル」はその中でも特に革新的なサービスであり、多くの倉庫作業の効率化に貢献している。出荷検品や梱包ミスの防止、「EC万引き」と呼ばれる不正行為の防止に寄与する画期的なソリューションである。

シーズメンは、ゼアーの「テモトル」の理念に共感し、この事業譲受により倉庫作業の可視化と業務効率化を狙う。

両社は、「テモトル」による作業録画ソリューションを他のアパレル事業者に向けたバックサービスとして提供する事業も同時に開始する。

譲受事業の内容

ゼアーが営んでいる作業録画ソリューション「テモトル」に関する事業

日程

取締役会決議日:2024年8月8日

契約締結日  :2024年8月9日

事業譲受日  :2024年8月9日

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(提供:日本M&Aセンター

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