NTTグリーン&フード、関西電力子会社の海幸ゆきのやを買収

NTTグリーン&フード株式会社(東京都千代田区)は、2024年8月1日、関西電力株式会社(9503)から、海幸ゆきのや合同会社(静岡県磐田市)の全持分を譲受し、完全子会社化した。

NTTグリーン&フードは、魚介類の品種改良・生産・販売、藻類の品種改良・生産・販売、藻類を活用した餌の開発、サステナブル陸上養殖システムの研究・開発・提供等を行っている。

関西電力は、電気事業、熱供給事業、電気通信事業、ガス供給事業等を行っている。

海幸ゆきのやは、養殖および飼育に関する設備の建設、運転・維持・管理・養殖および飼育に関する研究開発・技術指導、コンサルティング等・水産物の製造・冷凍・加工・販売を行っている。

背景

NTTグリーン&フードは、2024年度、静岡県磐田市で建設中の陸上養殖施設において、希少な国産種苗を用いたシロアシエビ(通称:バナメイエビ)の完全国内生産を開始する。

一方、海幸ゆきのやは、NTTグリーン&フードが陸上養殖施設の建設を進める磐田市に拠点を置き、関西電力グループのDX技術を活用し、環境負荷低減やSDGsの観点から社会課題の解決に寄与できる陸上養殖方式(完全閉鎖循環式)を採用しており、国内で「幸(ゆき)えび」の生産を行っている。

本件M&Aにより、NTTグリーン&フードは、生産量において国内最大の養殖エビの陸上養殖施設を有する事業者となる。

関西電力グループのDX技術とNTTグループのIoTやAI等技術を組み合わせることにより、陸上養殖のスマート化を加速させ、顧客環境に配慮したサステナブル・シーフードの提供を図る。

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(提供:日本M&Aセンター

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