株式会社タスキホールディングス(166A・東証グロース)の子会社である株式会社タスキは、不動産関連アプリケーションの開発運営会社である株式会社ZWEISPACE JAPANと連携し、不動産物件のデジタルツイン化による価値向上の取組みとして、メディカルモール「TASUKI PRIME 平和島」のデジタルツインを開始した。
本プロジェクトは、2023年7月に締結された業務提携を元に進められ、今回、メディカルモール「TASUKI PRIME 平和島」にてデジタルツイン環境を構築して、空きテナントスペースに医療機器やインテリアを設置し、バーチャルクリニック(オフィス・店舗)を創出。
デジタルツイン環境を活用することで、出店を検討するテナントにとっては、フロアの活用イメージがより具体的となるため、物件契約から開業までのリードタイムを短縮できるほか、オーナーは賃貸物件への問い合わせ数の向上・空室期間の削減効果が期待できる。
そのほか、デジタルツインによって実在する店舗を仮想空間上に再現することで、現地へ足を運ぶことができない方へも、ショッピングなどのユーザー体験を提供するが可能となり、店舗の売上機会の創出・収益力強化を実現、ひいてはテナント賃料の向上、不動産価値の最大化へ繋がるとしている。
> 〈参考〉2023年7月3日「タスキとツバイスペースが業務提携」
コメント
株式会社ZWEISPACE JAPAN
代表取締役CEO 亀田 勇人 氏
今回、タスキのメディカルモールシリーズとして、ビルのデジタルツインを提供していきます。3Dのコンピューティングは、制作も利用も難しいこともあり、国際的なメーカーや、医療、航空宇宙などで、使われてきました。そうした中、今回、タスキ社のメディカルモールからデジタルツイン化を始められるのは、日本の優秀な医療業界の方々とのコラボも期待され、非常に良かったと思います。デジタルツインは、現状のコンピューター環境では、解像度を高くしすぎると、利便性とのトレードオフになる状況ですが、インターネットが、ナローバンドからブロードバンドになって爆発的な利用が進んだのと同様に、これから数年の内に、不動産の価値をあげるキードライバーになると期待しています、RC(鉄筋コンクリート)の建物が数十年は稼働することを考えると、当初からデジタルツイン化しているビルのプロジェクト価値、流通価値には差がつきます。ましてやブロックチェーンに記録保存されていればなおさらです。タスキ社も、この春からホールディングス体制となり、ますます盤石な基盤を作られています。ビジョンが重なりあうパートナーとして、この取組みに共感いただいた、感覚のいいタスキホールディングスグループと一緒にデジタルツインソリューションを作っていきたいと思います。今後も、デジタルツインのさまざまな活用を楽しみにしていただければと思います。 今年は、年初よりビットコインのETFが米国で上場し、イーサリウムのETFも承認される段取りとなり、ニューヨークを中心に、ブロックチェーンをビジネス利用する環境が整ってまいります。弊社の強みである3D・AI技術も駆使したブロックチェーンベースのデジタルツイン事業を、真摯に進め、今後も数多くの物件で不動産利用者の利便性、効用を押し上げ、結果的に不動産の価値を上げるべく、世界をリードする不動産業界のソリューションを提供してまいります。 |
株式会社タスキホールディングス
代表取締役社長 柏村 雄 氏
デジタルツインやブロックチェーンの活用は既に“世界トレンド”となっています。このような中で、タスキは不動産テック企業として不動産のデジタル基盤の実現を目指すとともに、IoTレジデンスやリファイニング事業における不動産の高付加価値化に取り組んでおりました。 不動産のデジタル化といえばどうしても二次元的な表現にとどまってしまい、「直感的な感動体験」を提供することが困難でしたが、このデジタルツインを活用するリーシングはもとより、不動産の活用イメージを具体化する体験は、不動産価値をあげる重要なファクターとなると考えます。これにより、遠方の検討者や投資家に対しても不動産の価値訴求がしやすくなると考えています。 タスキ社は昨年より本格的に取組みを開始したリファイニング事業における商業用不動産で、将来的には本件のようなリーシングのみならず、物販などのサービスをデジタルツイン上で体験できる空間を作ることで、物件の高付加価値化に取り組んでいきたいと構想しております。 タスキ社では今後も幅広い投資家層に優良な投資機会を継続的に創出し、最適なソリューションを行っていくことで、不動産投資市場の成長に寄与してまいります。 |
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