東北新社、ジャパネットブロードキャスティングにスター・チャンネルを譲渡

株式会社東北新社(2329)は、2024年4月19日開催の取締役会において、連結子会社である株式会社スター・チャンネル(東京都港区)の全株式を、株式会社ジャパネットブロードキャスティング(東京都中央区)に譲渡することを決議した。

東北新社は、映像に関するあらゆる事業を行っている総合映像プロダクション。

スター・チャンネルは、映画専門チャンネル「スターチャンネル」のBSデジタル放送及びケーブルテレビ局、ホテル・旅館、共同受信施設等への番組供給・送信事業を行う。

ジャパネットブロードキャスティングは、自社 BS チャンネルの番組編成および放送業務、放送番組の企画立案・番組制作・買付および販売等を行う。

株式譲渡の理由

スター・チャンネルは、1986年に日本初の映画専門有料チャンネルとして事業を開始し、現在に至るまでBS放送サービスである「スターチャンネル」ならびに動画配信サービス「スターチャンネル EX」を運営し(以下、総称してスターチャンネル)、ハリウッドの大作や世界中から厳選・濃縮した良質な映画・ドラマを放映、配信し、全ての映画・ドラマファンに満足いただけるサービスを提供してきた。

一方、東北新社グループが中期経営計画上再構築するポートフォリオにおけるメディア事業は、その事業規模の適正化を推進することで全社収益力の改善に寄与することを目指している。このような状況の中、多様化されたメディアを通じて情報発信するジャパネットグループにスターチャンネルを譲渡することにより、本事業の持続的な成長を実現させることが可能であること、及び東北新社においても選択と集中を推し進める事で株主価値の最大化に繋がるものと判断した。

譲渡株式数、譲渡価額及び譲渡前後の所有株式の状況

(1) 譲渡前の所有株式数:22,604株(議決権所有割合100%)
(2) 譲渡株式数:22,604株(議決権所有割合100%)
(3) 譲渡後の所有株式数:0株(議決権所有割合0%)
   ※譲渡価額は、ジャパネットブロードキャスティングとの間の守秘義務により、非開示。
   当該譲渡価額は、適正なプロセスを経てジャパネットブロードキャスティングとの交渉により
   決定している。

日程

(1) 取締役会決議日(当社):2024年4月19日
(2) 契約締結日:2024年4月19日
(3) 株式譲渡効力発生日:2024年6月1日(予定)

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(提供:日本M&Aセンター

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