Z会、教育測定研究所が新設分割で設立する会社へ資本参加

株式会社Z会(静岡県三島市)は、株式会社EduLab(4427)の子会社である株式会社教育測定研究所(東京都港区)が本年7月に会社分割(新設分割)により設立予定の、テストセンターの運営を目的とする新会社について、その発行済株式の49%を取得する株式譲渡契約を締結した。

Z会グループは、総合教育グループとして通信教育事業をはじめ、教室事業、法人事業、語学・留学事業、療育・就労支援事業、海外事業など、様々な事業を展開する。

教育測定研究所は、e-Testing/e-Learning事業、Solution事業、Operation Center (OC事業)を行う。

背景

現在、各種検定や試験の実施が、紙媒体(PBT)からコンピュータ(CBT)へとシフトし、その受け皿であるテストセンター会場の需要が高まっている。

このような事業環境において、Z会及び教育測定研究所は、テストセンターの運営に係る事業の拡大及び安定的な運営が、教育機会や受験機会の格差を無くし、社会インフラの整備に資するとの共通認識を有する。

Z会がテストセンター事業に係るこの新設分割会社に資本参加することにより、グループの総合教育サービス企業としての信用力及び人的リソース供給力を、EduLabグループが有するテストセンター事業に係るノウハウ及び知見と掛け合わせることが可能となる。

Z会グループとEduLabは2022年7月29日付で資本業務提携契約を締結して以来、学力調査事業の受託やAI事業における共同研究等をはじめとする様々な取り組みを通じて、重要なパートナーとして関係を強化してきた。

今後、Z会と教育測定研究所は、この会社を通じて、両者の持つリソースと強みを最大限に組み合わせて効果を引き出すことで、テストセンター事業の拡大と安定的運営の確保を図り、もって両当事会社及び新会社の企業価値向上並びに社会発展に向けて貢献していく。
(提供:日本M&Aセンター

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