eスポーツを通じて、障害者が自分らしく、やりがいをもって社会に参加することを支援する株式会社ePARA(イーパラ)が、2023年9月23日(土)~24日(日)に岩手県八幡平市の協力のもと、岩手県八幡平市安比高原 安比リゾートセンター プラザホールにてバリアフリーeスポーツイベント「HACHIMANTAI 8 FIGHTS」を開催しました。
また、来場者特典として岡山航旗氏がデザインしたNFTを配布しました。今回は本イベントの様子をお届けします。
開催概要
■イベントタイトル
「HACHIMANTAI 8 FIGHTS」(ハチマンタイエイトファイツ)
■開催日時
2023年9月23日(土)~24日(日)
<1日目>開場10:00~21:00
<2日目>開場10:00 ~ 閉会/終了 ~ 16:00
■会場
岩手県八幡平市安比高原 安比リゾートセンター プラザホール
■開催コンテンツ
eスポーツ体験、交流会 教育カンファレンス
■対象ゲーム
ストリートファイター6を中心とする格闘ゲーム
■参加費
無料
ハイライト
本イベントのゲームエリアは、バトルエリア、心眼ゲーミングエリア、ステージイベントエリア、バリアフリーeスポーツ体験エリアの4つに分類されていました。
まずバトルエリアでは、ストリートファイター6の対戦台が30台設置され、障害の有無を問わず誰もが対戦を楽しむことができました。
一方で心眼ゲーミングエリアは、「心眼」の名の通り、視覚情報を用いずに遊べるゲームなどのブラインドeスポーツが体験できるエリアとなっていました。
また、バリアフリーeスポーツ体験エリアでは、視線入力装置や障害当事者のゲーム体験を補助するツールが用意され、バリアフリーでeスポーツを楽しむ方法は多様であるということを体験できました。
そしてステージイベントエリアでは、福島県から世界を目指すプロeスポーツチーム「FUKUSHIMA IBUSHIGIN」の選手らを迎え、トークショーや参加者との対戦イベントなども実施されていました。
他にも、障害者の自立支援等に関する相談を受け付ける相談エリア、八幡平市を紹介するブース、バリアフリーeスポーツを展開するePARAブースなど、さまざまな展示物を見ることができる展示エリアなど、さまざまなエリアが用意されていました。
そしてこのイベントでは、来場者特典として岡山航旗氏がデザインした「来場記念デジタルスタンプ」(NFT)を配布しました。
NFTに日頃触れていない来場者の方々も、「来場記念に貰いたい」と思ってくださる方が多かったようです。
参加者の声
参加された方からはこんな声が上がっていました。
HACHIMANTAI 8 FIGHTSお疲れ様でした!至れり尽くせりでたくさん楽しませていただきました
— SS熊本┃かべ (@KabeZeku) September 24, 2023
動画は心眼ステージにてアクセシビリティ対決の模様!Haidaオーナー(@OkomeeRice) v.s. ササモ(@sasamostreet )
最高に面白かった😭
お会いできた方嬉しかったです!ありがとうございました!#H8F #PR pic.twitter.com/njYx4lYlTp
HACHIMANTAI 8 FIGHTSお疲れ様でした!!
— Yanai(ヤナイ)/IBUSHIGIN (@yanai_0213) September 24, 2023
とても貴重な体験ができて良かったです!
皆さんありがとうございました!#H8F
岩手で開催中のHACHIMANTAI 8 FIGHTS。
— テルル (バリアフリーeスポーツ ePARA オフィシャル) (@ePARA_official) September 23, 2023
今日の安比高原は夜も熱気いっぱいだよ🔥🔥🔥#H8F pic.twitter.com/prEOSYmcnF
主催者の声
本大会を主催した株式会社ePARA代表取締役の加藤大貴氏にお話を伺いました。
今回のイベントはなぜ開催しようと思われたのですか?
岩手県の障害者施設(特別支援学校・就労系福祉事業所)の利用者を中心に、最新の情報通信機器を通しeスポーツに触れる機会となる参加無料の体験会イベントを開催したい、と思ったことがきっかけです。
数多くのeスポーツ関係者がこのコンセプトに賛同してくださったことで、本イベントはプロesportsチーム「FUKUSHIMA IBUSHIGIN」のプレイヤーさんたちにご登壇いただいたり、全国から多くの方がスタッフとして参加してくださるということが実現しました。
本イベントを開催されてみていかがでしたか?
これからeスポーツを始めたいと思っている障害者も、世界トップクラスのプロeスポーツ選手も別け隔てなく交流をしている姿に心を動かされました。
このようなイベントが首都圏ではない岩手県で大規模に実現できたことに、eスポーツ×NFT×地方創生の可能性の大きさを感じております。
今回、なぜNFTを発行しようと思われましたか?
NFTについてはもともとテクノロジーとしてキャッチアップをするために調べていたのですが、その中で「地方創生」や「ソーシャルグッド」とNFTは相性が良いのではないか?と感じていました。
そのため、今回のようなイベントはNFTを実験的に使ってみる良い機会だと思い、実施しました。
NFTはどのように使われたのですか?
イベントに来場し、特設ブースに立ち寄ってくださった方にNFTを配布しました。
どこでも手に入る、というものではなく、イベント会場に来ないと手に入らないという形でイベントに参加したという証拠が思い出と共にNFTでも残るというようにしました。
仕組みはNFT Mediaさんからご紹介いただいたProofXさんのサービスを利用しました。
まとめ
本ゲームイベントは、メインのゲームエリアが4つに分かれ、障害者の方も含め幅広い方が体験できるものでした。
ステージイベントエリアでは、「FUKUSHIMA IBUSHIGIN」のプロeスポーツ選手らが参加者と交流できるなど、eスポーツに関心が強い方からそうでない方まで、幅広い参加者が熱量高く楽しめるイベントのようでした。
また、来場者特典のデジタルスタンプとして配布されたNFTも来場者の多くが関心を寄せ、NFTを知らなかった来場者にもNFTを知っていただける良い機会になったと感じます。
◼︎協力
八幡平市
◼︎協賛
@Sycom
Yogibo
SAMURAI ENERGY
JAPANNEXT
SteelSerie
IBUSHIGIN
APPI ALL SEASON RESORT
NFT Media
◼︎運営
株式会社ePARA
◼︎運営サポート
岩手eスポーツ協会
MCL盛岡医療福祉スポーツ専門学校
eSocial Cue株式会社
国立大学法人 筑波技術大学
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