積水ハウス、米住宅メーカーを買収へ

積水ハウス株式会社 (1928)は、米国事業統括会社 Sekisui House US Holdings, LLC(以下「SHUSH社」)の子会社 SH Residential Holdings, LLC(以下「SHRH 社」)を通じて、米国において戸建住宅事業を行うM.D.C. Holdings, Inc.(米国コロラド州、以下「MDC社」)の株式の全てを取得することを決定し、MDC社との間で本買収に関する合併契約を本日(米国デンバー時間2024年1月17日)付で締結した。

これに伴い、MDC社は最近事業年度の末日の純資産額が当社の純資産額の100分の30以上に相当することから、MDC社は積水ハウスの特定子会社に該当する見込みとなる。 本買収は友好的なものであり、MDC社の取締役会は本買収について全会一致で賛同している。

積水ハウスグループは、“「わが家」を世界一幸せな場所にする”というビジョン実現のため、国際事業においても、日本で培った住宅建築技術とライフスタイル提案による高付加価値の提供等といった積水ハウステクノロジーの普及を進めている。

米国では、2017年にWoodside Homes Company, LLC(以下「Woodside社」)を完全子会社化し、米国の戸建住宅事業に本格進出した。本格進出後も北米での事業エリアの拡大を目指しホームビルダーの選定を行い、2021年にHolt Homes Group、2022年にChesmar Homes, LLCを完全子会社化し、ユタ・カリフォルニア・アリゾナ・ネバダ・オレゴン・ワシントン・テキサスの7州に住宅販売事業展開エリアを拡大するとともに、2023年にWoodside社がアイダホ州で事業を展開するHubble Group, LLCの事業及び関連する土地資産を取得している。

2025年度の海外市場において年間10,000戸の戸建住宅を供給するというグループの目標達成のため、その後も、グループ化した各子会社の成長をあらゆる側面から支援するとともに、未進出エリアへの展開手法として新たなM&Aの機会を模索していた。

MDC社は、コロラド州デンバーに本社を置き、16州34都市において事業を展開する上場ホームビルダー。2022年度の引渡戸数ベースで全米第11位(9,710戸)の実績を有する。多様化する顧客のニーズに合わせた幅広い商品ラインアップ及びデザイン性のある住宅の提供を強みとし、50年以上にわたり、合計240,000戸以上の良質な住宅を米国の顧客に提供している。

積水ハウスグループは、本買収により米国での事業展開エリアを16州に拡大するとともに、2022年度の引渡戸数ベースで全米5位(年間約15,000戸)の規模を誇るホームビルダーグループを形成することとなる。これにより海外市場における戸建住宅の供給目標(2025年度までに10,000戸)を早期に達成し、米国でのプレゼンス向上が可能になると考える。ソフトとハードの両面から住まいの価値を高めていくことで、顧客への高い付加価値の提供と企業価値の向上を実現していく。

・本買収の概要・方法
本買収は、SHRH 社が本買収のために設立する完全子会社であるClear Line, Inc.(以下「買収子会社」)とMDC社を合併する方法(逆三角合併)により実行される。

合併後の存続会社はMDC社となり、合併対価としてMDC社の株主には以下の現金対価が交付される一方、SHRH 社の保有する買収子会社はMDC社に吸収合併される形で消滅し、存続会社がSHRH 社の完全子会社となる。

本買収は、MDC社が招集する株主総会における合併の承認、関係当局において必要となる承認の取得及びその他合併契約に定める前提条件が満たされることを条件としている。

・取得費用
本買収において、MDC社株式を1株当たり63米ドル(総額約4,914百万米ドル(1米ドル140円換算で約6,879億円))で取得する予定。

本買収価格はMDC社の90日間売買高加重平均価格に対して41%のプレミアム、直近株価(米国時間:2024年1月17日終値)に対し、19%のプレミアムを加えた金額になる。

・今後の予定
MDC社株主総会決議 2024年上半期
本買収の実行     2024年上半期

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(提供:日本M&Aセンター

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