日創プロニティ、内装用木材・集成材加工・販売のマルトクを買収

日創プロニティ株式会社(3440) は、2024年1月15日開催の取締役会において、株式会社マルトク(香川県高松市)の株式を取得し、子会社化することについて決議した。

日創プロニティは、建築・建材、環境・エネルギー、工場・プラント、駐車場、仮設・プレハブ、半導体、農業、畜産、車両部品等広範囲な業界に向けて各種金属製品を提供する。

マルトクは、1920年創業の老舗材木店。内装用木材・集成材の加工・販売 を行う。内装用木材・集成材の卸売を行う地域顧客に大切にされる老舗としての側面を保ちつつ、新しい取り組みとして、自社ECサイトを立ち上げ、木材を顧客指定のオーダーサイズにカットして出荷、直接販売する新しい販売網を確立し、独自の販売力・競争力を有する。

2021年10月14日に公表した「第3次中期経営計画“Challenge”」に基づき、グループビジョンである「加工の総合企業」を展望し、M&A投資等により事業領域を拡大することで、加工を通じてお客様のあらゆるニーズに応える企業グループを形成していくためであります。

日創プロニティは、グループにおいて連結子会社であるカナエテ株式会社が主体となって、ものづくりWEBサービス「カナエテ」をスタートさせており、マルトクが有するECチャネルとの相互送客やアイテム数の共有化等の面でシナジーを発揮できると期待している。

中長期的には、マルトクが熟知している木材という加工素材が新たに加わることによって、金属、ゴム、タイルといった、日創グループが既に有している素材との組み合わせが生まれ、日創グループを跨いだ新しい製品の企画開発を実施し、住宅市場・建設建材市場等へ展開することを目指す。

また、マルトクの自社ECサイトを経由した売上高は全体の約6割を占めており、その大半は顧客によりサイズを指定されたオーダー加工品。日創グループでは、日創プロニティ株式会社をはじめとした、オーダー加工を主力とする会社が多く存在しており、グループ全体の「加工力の強化」に資するものであると期待している。

・今後の予定
株式譲渡実行日 2024年1月18日

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(提供:日本M&Aセンター

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