くすりの窓口、電子薬歴システム開発のハイブリッジを子会社化へ

株式会社くすりの窓口 (5592 ) は、2024年1月12日開催の取締役会において、ハイブリッジ株式会社(東京都世田谷区)に対し追加での出資を行い、同社を子会社化することを決議した。

くすりの窓口は、薬局・医療向けソリューションの提供を行う。
ハイブリッジは、電子薬歴システム「Hi-story」等の開発・システム構築・販売・操作指導・メンテナンス を行う。

くすりの窓口グループが提供する事業とハイブリッジ株式会社の事業は、同じヘルスケア領域に属する分野であり、とりわけ、くすりの窓口グループが患者向けに提供する「EPARKお薬手帳」は、同社の電子薬歴システム「Hi-story」との親和性が高く、電子薬歴の情報をお薬手帳に反映することで、より適切な情報提供に基づいて患者様の服薬をサポートできるため、多くの利用者がいるお薬手帳との連携は、患者の服薬管理を電子薬歴で実施する調剤薬局の生産性向上に特に資するものと考えている。

また、患者のヘルスケア情報等を電子薬歴に反映することで、調剤薬局における転記等の業務を削減し、確認漏れを防止する他、ハイブリッジ社のシステムとレセコン等の各種システムが連携する余地は大きく、レセコンと並ぶ薬局の基幹システムである電子薬歴システムを取り込むことで、グループの事業運営ノウハウの共通化や相互の顧客基盤を通じた提供サービスの高度化、高付加価値化と、販売及び管理コストの削減による収益力の向上等のシナジー効果も期待されている。

・取得株式数、取得価額及び取得前後の所有株式の状況
異動前の所有株式数  845株 (議決権の数 845個) (所有割合 10.0%)
取得株式数      3,465株 (議決権の数 3,465個) (所有割合 41.0%)
取得価額       1株当たり82,841円(総額287,044,065円)
異動後の所有株式数  4,310株 (議決権の数 4,310個) (所有割合 51.0%)
(提供:日本M&Aセンター

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