ヤマハ、ヤマハミュージックマニュファクチュアリングを吸収合併

ヤマハ株式会社(7951)は、完全子会社である株式会社ヤマハミュージックマニュファクチュアリング(静岡県磐田市、以下「YMMJ」)を合併することを決定した。ヤマハを存続会社とする吸収合併方式で、YMMJは効力発生日をもって解散する。

ヤマハは、楽器事業、音響機器事業、その他事業を行う。
YMMJは、楽器、音響機器の製造を行う。

ヤマハのこれまでの生産戦略では、コスト・効率面で有利な海外工場への工程移管を積極的に進めてきたが、一方で、技術・技能の分散、継承できないリスク等が生じたことや、市場変化への迅速な対応にも課題が生じていた。

また、事業活動を取り巻く近年の環境変化から海外生産のメリットが徐々に低下していることを背景に、ヤマハは現中期経営計画「Make Waves 2.0」の方針の一つに、「事業基盤をより強くする」を挙げ、柔軟さと強靭さを備え持つ製造のレジリエンス強化に取り組んできた。

その一環として新たな生産戦略の検討を進めた結果、従来の戦略から一部転換し、日本でのものづくりの基盤を再構築・強化する方針を定め、このたびの決定に至至った。 国内製造機能であるYMMJをヤマハに取り込み、本社の生産戦略機能と連携することで、生産における「マザー機能」を再強化し、グローバルでのものづくりを牽引する、強固でサステナブルな生産体制の構築をめざす。

・今後の予定
効力発生日 2024年 4月 1日

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(提供:日本M&Aセンター

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