2023年12月21日(木)、岩手県盛岡市にある盛岡市役所内において、若手の議員を中心とした10名上の市議会議員に対して、PARDEY株式会社代表 斎氏、カバードピープルファウンダー ヒオキン氏、EXODUSファウンダーのKush氏によるWEB3勉強会が開催されました。
盛岡市在住のKush氏が友人関係にある鈴木議員を紹介し、『地域活性化のためにWEB3を活用して何らかのプロジェクトができないか模索したい』という経緯で開催が決まりました。
そこに、主に鹿児島県薩摩川内市においてWEB3を絡めた地域活性の実績のあるカバードピープルのファウンダーであるヒオキン氏が、自身も盛岡市出身であること、斎氏、Kush氏とも交流があったということもあり加わる形となりました。
議員の大半がWEB3に関して、あまり明るくないことを踏まえて、WEB3の概念、ブロックチェーン、NFT、メタバースの基本的な知識を噛み砕いて紹介。「極力、専門用語を使用しない」、「例え話などで代替する」、「実体験に基づいた話をベースにする」、を意識した説明で、議員たちは熱心にメモを取りながら話に耳を傾けていました。
PARDEY株式会社がこれまで大手企業(東急株式会社、KDDI株式会社、株式会社博報堂)と取り組んできたプロジェクトの紹介からは、現在の大手企業がWEB3.0に対して感じている可能性と熱量、姿勢が垣間見えました。
カバードピープルが主に鹿児島県薩摩川内市との間で行っているさまざまなプロジェクト(NFTふるさと納税、1,000人規模のフェスの開催、離島ビール工房の建設….etc)の話の中には、大きな説得力と地域活性の具体的糸口がありました。
特に地域活性というトピックにおいて、ヒオキン氏からカバードピープルが行っている「離島ビール工房を、デジタル所有証明の仕組みで、プラモみたいにつくるプロジェクト」のモデルを転用して、盛岡市民の長年の悲願でもある『盛岡城の復元』ができないかという提案もなされました。
離島ビール工房プロジェクト
鹿児島県薩摩川内市の離島、甑島(こしきしま)に2024年4月着工予定のビール工房の建物の建材に紐づいたNFTをαUのマーケットプレイスにて販売し、仲間集め・資金調達・認知拡大を目指すプロジェクトですでに200名以上の所有者と50万円以上の資金が集まっている
特に『WEB3.0を活用した盛岡城の復元』に関して、勉強会に参加していた大半の議員から大きな共感と賛同を得られていて、「実現のための予算確保にはどうしたらいいか?」という具体的な議論にまで発展しました。
勉強会中も10以上の具体的かつ積極的な質問が議員たちから出ました。議員達からは「ワクワクした」「なんとかして実現したい」「分かりやすかった」という感想が次々に飛び出し、熱気を帯びた勉強会は予定していた2時間を超えて終了しました。
机上の空論、絵に描いた餅ではなく、実体験に基づいた3名の話は、単なる「WEB3.0の魅力」ではなく、「具体的な課題解決のツールとしてのWEB3.0」という内容に昇華していて、議員たちの脳裏に深く焼き付けられたようでした。
参考リンク
PARDEY株式会社
https://pardey.land
カバードピープル
https://coveredpeople.studio.site
薩摩川内市で開催されたフェスレポート
https://alpha-u.io/article/covered_halloween
EXODUS(OpenSea)
https://opensea.io/ja/collection/exodus-1st