【ショートコラム/経営者のリアル】累計8万社利用のメガサービス『PR TIMES』の“生みの親”はどんな人?

『PR TIMES』の“生みの親”はどんな人?

「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」。PR TIMESが掲げるミッションは情熱的だ。また、ホームページに掲載されている代表取締役社長、山口拓己氏のメッセージはアツい、本当にアツい。激情家を想像した。

しかし実際に会ってみると、語り口調も表情も「穏やか」そのもの。物腰が柔らかく、カメラマンのちょっと無茶なリクエストにも笑顔で応じる。きっと誰からも好かれる人だ。

自身を「凡人」と評し、さらに「怠惰」な人間だと謙遜する。話を聞けば聞くほど“ザ・仕事人間”に見え、休日に出社することもあるそうだが、それは「家族行事がなくて他にやることがないから」。音声レコーダーの回っていないところではお子さんの部活の応援に行った話など家族についても気さくに話し、プライベートの充実さもうかがえた。

目的だけに集中してそれ以外のことには“遊び”を持たせ、状況に応じて柔軟に対応できるところは大きな強みだろう。2007年に新規事業として「やむを得ず立ちあげた」と振り返るプレスリリースサービス、PR TIMESは累計8万社以上が利用し、月間9,000万ページビュー近くまでに成長。会社は2016年に上場を果たし、現在はプライム市場に属する。

経営者でありながら「PR TIMESのメンバーの1人」を自負し、「凡人」を自認し、「凡人なのにすごい人」を目指して日々チャレンジを続ける。PR TIMESのミッション実現を「自分の人生の目標」と定め、その目標を達成することに心血を注ぐ。

その山口氏のキャリアと思考、想いをビジネス、プライベートの両側面からインタビュー。 アメリカン・エキスプレスの経営者向けウェブマガジン『BUSINESS CLASS』でお届けする。