勤め先の会社でリモートワークが「認められている」人は51.2%に上っていることが、パーソルキャリア(東京・千代田、瀬野尾裕社長)の転職サービスdoda「リモートワーク・テレワークの実態調査」で明らかとなった。

リモートワークが「認められている」人は約半数、リモートワークができる働き方を希望する人は約6割

2023年8月時点で、現在勤めている会社でリモートワーク・テレワークが「認められている」と回答した人は51.2%で、「認められていない(37.7%)」を上回った。

「認められている」と回答した人の内訳は「認められており、リモートワークを実施している」と答えた人が27.4%、「制度上は認められているが、現在リモートワークを実施していない」と答えた人が23.8%だった。

【勤め先の会社でリモートワークが認められているか】
制度上、認められたことはない 30.5%
制度上、期間限定で認められたことはあるが直近3カ月は認められていない 7.2%
認められており、リモートワークを実施している 27.4%
制度上は認められているが、現在リモートワークを実施していない 23.8%
分からない 11.2%

リモートワークを認められている人に「リモートワークは今後もこれまで通り継続されるか」と聞くと、「継続」と回答した人は57.2%だった。一方で「継続」と答えた人のうち、11.2%が「リモートワークができる日数が減少する」と回答した。

また、「週に何日リモートワークしているか」については、「週2~3日」(20.4%)と「週1日」(19.2%)が僅差となりました。

【勤め先の会社でリモートワークが可能な日数】
週1日   19.2%
週2~3日 20.4%
週4~5日 10.9%
週6日以上 6.7%
週0日(リモートワークは廃止) 9.4%
分からない 33.5%

リモートワークが「廃止」、「減少」すると回答した人に対して、「不安や困難、不満の有無」について聞くと、「ある」(16.1%)、「ややある」(20.8%)となり、約4割の人が何らかの不安感を抱えていた。

希望の勤務スタイルについて聞くと、「ハイブリッドワーク(リモートワークと出社の組み合わせ)」(41.5%)が最多となった。「自宅などでリモートワーク(在宅勤務・テレワーク)」(19.7%)と合わせると、全体の6割強が、「リモートワークができるはたらき方」を希望していた。

【希望する勤務スタイルについて】
会社が定める場所(オフィス・店舗・工場など)に出社 38.0%
自宅などでリモートワーク(在宅勤務・テレワーク) 19.7%
ハイブリッドワーク 41.5%
その他 0.7%

調査は、2023年8月23日~9月1日、22歳~59歳の男女正社員を対象にインターネットで実施し、1万5000件の有効回答を得た。

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