派遣社員の実稼動者数(月平均)が前年同期比106.3%となっていることが、日本人材派遣協会の労働者派遣事業統計調査で分かった。
2023年4~6月期の派遣社員の実稼動者数(月平均)は前年同期比106.3%の40万8074人で、前四半期平均より3803人減となった。
派遣社員の実稼動者数の前年同期比を地域別に見ると、東北(99.5%)、四国(99.3%)で対前年同期比100%を下回った。
前年同期比100%を上回ったのは、北海道(101.5%)、南関東(107.1%)、北関東・甲信(105.7%)、北陸(106.7%)、東海(108.9%)、近畿(106.3%)、中国(105.2%)、九州(102.3%)だった。
業務別に見ると、情報処理システム開発(118.8%)、機器操作(96.7%)、財務(110.7%)、貿易(110.0%)、一般事務(106.8%)、営業(96.1%)、販売(104.5%)、製造(112.7%)、軽作業(105.4%)だった。
紹介予定派遣の実稼働者数(四半期平均)は前年同期比93.8%の2943人だった。
短期派遣(30日以内)の実労働者数(四半期平均)は前年同期比118.9%の9万6073人。
調査は、労働者派遣事業を行う全国の515事業所を対象に実施した。