東京湾アクアライン、料金が7月22日から時間帯別になり最大1,200円に。土日祝の混雑緩和に向けた社会実験はじまる

東京湾アクアライン(上り線)の利用料金は、2023年7月22日(土)から「ETC時間帯別料金」になります。ETC時間帯別料金が実施されるのは上り線のみで、下り線は現行の800円から変更はありません。対象期間は22日から2024年3月31日までの土日・祝日で、全車種のETC車が対象になります。

これは、土日・祝日の特定の時間帯にアクアラインで発生している激しい混雑の緩和を図ることを目的としたもので、木更津から川崎方面へ向かうアクアライン(上り線)の割引料金に時間帯によって変動させるETC時間帯別料金が導入されます。ETC時間帯別料金は社会実験として実施されるもので、時間帯別の料金を導入し交通分散や高速道路利用者の行動にどのような影響を及ぼすのかを検証するとしています。

普通車を例にETC時間帯別料金を見てみると、アクアライン(上り線)0時~13時の時間帯はこれまで通り800円で変わりませんが、13時~20時の時間帯は1,200円へとアップします。ただ20時以降は600円になり、これまでよりも安い料金で利用できることになります。

東京湾アクアライン、料金が7月22日から時間帯別になり最大1,200円に。土日祝の混雑緩和に向けた社会実験はじまる
全車種の「ETC時間帯別料金」
画像出典:NEXCO東日本

平日のアクアライン(上下線)、土日・祝日の川崎から木更津へ向かう下り線の料金はこれまでと同じ現行の800円のため、川崎から木更津方面へ土日・祝日にお出かけされる方は、20時以降にアクアライン(上り線)を使えばこれまでよりも少しお得に利用できることになります。

「海ほたるPA」でUターンしてもETC時間帯別料金の対象に

東京湾アクアライン、料金が7月22日から時間帯別になり最大1,200円に。土日祝の混雑緩和に向けた社会実験はじまる

東京湾アクアラインは、「海ほたるPA」で川崎、木更津の両方面からUターンすることが可能ですが、海ほたるPAでUターンしてもETC時間帯別料金の対象になります。

例えば木更津方面からアクアライン(上り線)を走行し海ほたるPAでUターンした場合、木更津本線料金所の通過時間が20時15分だったらアクアラインの料金は600円となります。また川崎方面からアクアライン(下り線)を走行し海ほたるでUターンした場合、海ほたる料金所の通過時間が13時30分だった場合は1,200円がアクアラインの料金となります。