7月16日、17日にランドマークホールで、横浜ランドマークタワー開業30周年記念セレモニーと一般参加型の特別イベント「みらいをひらくデジタルアートバトル by LIMITS(リミッツ)」が開催された。
セレモニーでは、ランドマークタワーが横浜市のみなとみらい21(MM21)地区を象徴するビルであること、296mというビルの高さが開業当時日本一だったことなどを振り返る。
そして、このセレモニーにビデオメッセージを寄せた三菱地所 執行役員兼横浜支店長の竹田徹氏は、2023年がみなとみらい21事業40周年イヤーで、MM21開発は当初の95%の予定を終え、運営フェイズに入ったことを報告した。
竹田氏は、運営フェイズで「MM21地域を未来開拓の場所にしたい」と今後への意欲を語ると、次の30年のコンセプトが<ひらける視界、心躍るみらい。>であることを明かし、「日常からの解放」や「明日の自分が楽しみになる」等のポジティブなメッセージを込めたコンセプトムービーとキービジュアルを発表した。
セレモニーに続いて行われたのは、30周年記念特別イベントの第一弾「みらいをひらくデジタルアートバトル by LIMITS」のエキシビションマッチ。20分という制限時間の中、その場で即興的に決まるテーマをデジタル上で表現して勝敗をつけるというクリエイティブ界のフリースタイルバトルとなっている。
最終的なクオリティ以外にも「アイディア」「テクニック」「パフォーマンス」という評価基準で審査員が採点し、観客の投票と合わせて勝者を決める新感覚エンターテインメントだ。
LIMITSディレクターのフジタ氏、インストラクターのktym氏が登壇し、この回のエキシビションマッチはイラストバトルであることを発表し、バトルをするユウキリリーさんとAKIさんを紹介。テーマの「横浜ランドマークタワー×心躍るみらいの〇〇」は、「〇〇」の候補となる12個のテーマから「買い物」が選ばれた。
DJが会場を盛り上げる中、液晶タブレットにインストールされたペイントソフトを用いたイラストバトルが開始となった。ユウキリリーさんはデジタルらしい、画面を回転させながらの制作が特徴。「実は横浜に来たのが初めて」だと語るユウキリリーさんは、青を基調としたランドマークタワーの外観をデジタルサイネージとともに表現、楽しげにショッピングをする女性をイラスト化した。
一方のAKIさんは、テーマに沿ったショッピングの街みなとみらいのイメージを和服で買い物をする女性2名の後ろ姿とランドマークタワーで具現化。20分という短時間での制作ながら、審査員からは「広告にできそう」とも評される仕上がりとなった。
投票の結果、試合はAKIさんが勝利。LIMITSバトル抽選会では勝者のAKIさんに投票した会場の5名に商品が当たった。続いてのスペシャル抽選会でも横浜ロイヤルパークホテルペア宿泊券等豪華商品の当選に歓声が上がっていた。
AKIさんとユウキリリーさんはお互いの健闘を称え合いながら、「デジタルでのイラスト制作、お絵かきをもっとたくさんの人たちに気軽に楽しんでもらいたい」とアピール。「絵の具やクレヨンなどでのお絵かきの悩みになる、室内や手が汚れてしまうのが、デジタルではなくなると知ってもらえればもっと間口を広がっていくのではないか」と今後に期待していた。
期間中に開催された主なイベントとして、「みらいをひらく デジタルアートバトル by LIMITS」のステージでは、その場で発表される「心躍るみらい」に関するテーマに、LIMITSアーティストによるアートバトルを開催。20分間という制限時間の中で、また観客の見守る中で描き上げるデジタルアートを、プロセスごとに楽しむことができた。
「へんしん!みらいキャラ!~みんなの絵をプロの力で進化させよう」では、各日1回、子どもとアーティストのコラボ作品制作バトルを実施した。デジタルアート体験に参加してくれた子どもの絵を元にアーティストがブラッシュアップ。描いた絵が、LIMITSアーティストの手にかけられてどのような共鳴が起きるのかを楽しんでいた。
5階ランドマークホール内では、LIMITSバトル観覧後に参加ができる抽選会を実施。横浜ロイヤルパークホテルペア宿泊券などの豪華景品を抽選でプレゼントした。
「アート教室 デジタルアート体験でオリジナルキャラクターを作ろう!」では、Wacom液晶タブレットを使用してデジタル作画で「みらい」をテーマに自分だけのオリジナルのキャラクターを描く。完成した作品は、大きなモニターに映っている「みらい都市ランドマークランド」の住人となり巨大デジタルアート作品の一部になった。
横浜ランドマークタワー=https://www.yokohama-landmark.jp
特設アニバーサリーサイト=https://lmp-mimm-love.yokohama/