「ものづくり」にこだわり、衣食住に関わるオリジナル商品を自社店舗で販売しているKEYUCA（社名：河淳）は、捨てるはずの食器を回収・粉砕したものを原料に含むリサイクルセラミックを使用した「Land リサイクルシリーズ」から、新たに「Land リサイクルボウル」、「Land リサイクルプレート」を6月10日に販売を開始する。
KEYUCAでは「届けたい、日本のうつわ」というコンセプトのもと、これまでも全国各地の窯元を訪ねて、色合いや質感にこだわった食器を展開してきた。
日本一の食器生産地である岐阜県東濃地方では、使われなくなった食器を回収・粉砕したものを原料に含むリサイクルセラミックの生産に力を入れている。KEYUCAではこのリサイクルセラミックを使用した「Landリサイクルシリーズ」を現地メーカーと共同開発し、アイテムを展開している。
リサイクル商品ゆえの「使いづらさ」や「価格の高さ」といったハードルを解消するため、デザイナー自らリサイクル現場や工場に足を運び、現場の人と相談を重ねて商品を開発した。電子レンジや食洗機に対応可能という使い勝手の良さ、手頃な価格など、リサイクル商品ではありつつ、一般的な磁器の食器と同じように手にとってもらえることを意識して商品化した。
2月に同シリーズの第一弾として発売したマグカップは、販売開始から3ヵ月で、累計販売個数が2000個を超え、多くの人から好評を得ているという。このヒットを受け、KEYUCAのリサイクルアイテムをより多くの人に使ってもらいたいという思いから、今回新たにボウルとプレートをラインアップに追加した。
ボウル・プレートともにしっかりと深さがあり、料理の和洋中を問わず使いやすい形状となっている。ボウルはサラダやお惣菜を盛り付けるのにぴったりなサイズ、プレートはカレーやパスタなど、ワンプレート料理にちょうどいいサイズになっている。カラーは「Land リサイクルマグ」の人気色である、クリスタルグリーンとストーングレーの2色展開となる。
自然を感じるシンプルなカラーは、食卓によく馴染み、毎日の食事を彩る。
老若男女、どんな人にも使用できる色味や普段使いにちょうどいいサイズは、ギフトにもおすすめだとか。ぜひ、マグカップと合わせて手にとって試してみてほしいという。
東濃地方では、SDGsの観点から使われなくなった食器を回収・粉砕したものを原料に含む“リサイクルセラミック”の生産に力を入れており、KEYUCAとしても産地の環境に配慮した商品開発は、大切なテーマと捉えている。そこで、今回KEYUCAの取り組みの一つとして現地の食器メーカーと、リサイクルセラミックを使用した商品を共同企画した。
回収した食器を粉砕したものを原料の約20％に抑えることで、電子レンジや食器洗い乾燥機にも使用できる品質を実現した。環境に配慮しつつ、使いやすさも両立したちょうど良い配合比率となっている。
リサイクル素材を使用してる食器について、高価格というイメージを持つ人も多いのでは。メーカーと直接やり取りできたからこそ、環境に配慮した素材を使用しながらも、普段使いの食器として手に取ってもらいやすい手頃な価格を実現した。それぞれのアイテムの底にはKEYUCAオリジナルのリサイクルマーク入りとなっている。
KEYUCAではこれまで色合いや質感にこだわった食器を展開してきた。同シリーズも食器が好きな消費者にも喜んでもらえるよう、釉薬にこだわっている。産地の豊かな土壌がずっと続くよう願いを込めて、地面を彩るクリスタルや石から着想を得た。シンプルなワンカラーのようで、複雑に色が混ざり合う表情がひとつひとつ違って面白く、店頭では好みの商品を選ぶことができる。新作のボウルとプレートはクリスタルグリーン、ストーングレーの2色展開となっている。
［小売価格］
Land リサイクルボウル：869円
Land リサイクルプレート：1199円
（すべて税込）
［発売日］6月10日（土）
