古民家コミュニティカフェ クーポノ【和歌山エリア】

皆さんこんにちは!
本日ご紹介するのは、古民家カフェ「クーポノ」です。

地域の皆さんの居場所となっているというこちらのお店。
さっそくその魅力をご紹介します!

お店について

「クーポノ」というのは、ハワイ語で「自然・ありのまま」などの意味がある言葉。
この名前はオーナーさんがハワイが好き、というところから付けられたんだとか。

お店を始めたきっかけは、オーナーさんがダウン症を持つ娘さんと一緒に何か出来ないかという想いから。
もともと飲食店で働いていた知識も活かして、カフェを始めることにしたんだそうです。

初めの一年ほどは準備期間として他の店舗に間借りして営業していたそうですが、後に古民家を改装してご自身のお店をオープンされました。
その背景には、福祉の作業所や支援学校で作られた雑貨の販売もしたいという思いがあったんだそう。

古民家コミュニティカフェ クーポノ【和歌山エリア】

そのため「クーポノ」では、地元の食材を多く使った料理はもちろんのこと、近隣の支援学校や福祉の作業所で作られた雑貨なども販売されています。

古民家カフェということで、お店、というよりお家、という雰囲気の「クーポノ」。
思わず「おじゃまします」と言いたくなるような、とても居心地のいいカフェです。
来店されるお客様も、お家のようで落ち着く、と言われる方が多いんだとか。

コミュニティカフェを目指して

古民家コミュニティカフェ クーポノ【和歌山エリア】

福祉の作業所と支援学校との繋がり、地産地消を大切にし、障がい者と地域を結ぶ、という想いのもとオープンされた「クーポノ」。

開店時には資金集めなどに苦労したそうですが、クラウドファンディングなどを利用してオーナーさんの取り組みに共感してくださる人々からも資金を集めたそう。

コミュニティカフェを目指して、体験や英会話、韓国語講座、フラダンス教室、イベントなど、地域の方々が参加できるようなさまざまな取り組みが行われています。
様々な理由で学校に通うのが難しいような子供たちにとっても、「クーポノ」の教室などは、人とつながる場、居場所になっているんだそうです。

10代から70代の方まで、幅広い年齢のお客様がいらっしゃるといいます。
誰にとっても居心地のいい居場所になるようなお店なんですね。

おすすめメニュー

ご紹介してきたように、様々な取り組みをされているこちらのお店。
料理も美味しいものばかりなんです!
こちらではオーナーさんおすすめメニューをご紹介します。

季節の野菜プレート

古民家コミュニティカフェ クーポノ【和歌山エリア】

1,500円(税込)/ドリンク付き

まずはじめにご紹介するのは、こちらの季節の野菜プレート。
発酵調味料などを使った、体に優しい料理です。

月ごとにいろいろな国の料理がメインで、たっぷりの野菜が副菜として提供されます。
例えば南アメリカ、トルコ、韓国など、異国情緒あふれるさまざまな料理をいただくことができますよ。
国によって使うスパイスなども全く違うそうなので、その違いを味わうのも楽しいかもしれません!

ドリンクはコーヒー、酵素ジュース、マサラチャイなどから選べます。

スパイスカレー

古民家コミュニティカフェ クーポノ【和歌山エリア】

1,500円(税込)/ドリンク付き

つぎにご紹介するのは、こちらのスパイスカレー。
小麦などを使わずに、スパイスのみで作っているそう。

野菜たっぷりのカレーで、お肉は使っていないんだとか。
季節によって具材が変わり、季節の野菜や時期によっては魚介が入っていることも。
胃もたれしない、やさしいカレーです。

ロースイーツ

古民家コミュニティカフェ クーポノ【和歌山エリア】

500-600円(税込)

最後にご紹介するのは、こちらのロースイーツ。
ロースイーツとは、小麦、白砂糖、乳製品を使わず、48度以下で調理したスイーツのこと。
食物の栄養素などを丸ごととることができ、腸内環境を整えてくれます。

生のアーモンドやカシューナッツなどを水に浸して作ったクリームやカカオパウダーなどが使われており、植物性のやさしい甘さが特徴です。

「クーポノ」ではチョコレートケーキやティラミス、チョコタルトなどがいただけます。

終わりに

古民家コミュニティカフェ クーポノ【和歌山エリア】

いかがでしたか?
カフェ「クーポノ」では美味しい食事やスイーツを頂けるのはもちろんのこと、飲食店の枠を超えた取り組みも魅力の一つです。

お店に置いてある雑貨は福祉の作業所と支援学校の物のみで、塩、乳酸菌米、クッキー、みかんジュース、クラフトバッグ、ストラップ、マグネット、木のカトラリーなど様々。
皆さんも是非お手に取ってみてください。その素晴らしさが分かると思います!

オーナーさんは、「障がいを持つ子供たちが卒業後に何をしているのか、どう働いているのか、この店がそれらを知ってもらうきっかけになったら」とおっしゃっていました。

また、障がいのある人々が働いている作業所などの賃金はとても低く、一人で生活していくのは難しいんだそう。
雑貨の販売を通して製品の良さを知ってもらい、賃金の向上などに貢献したい、とも話してくださいました。

「皆さんに情報弱者にはなってほしくない」とオーナーさん。
どこで、どんな情報を得たら良いのか迷ったときの拠り所となるような場所にしていきたい、というオーナーさんの想いは、情報が溢れる世の中でとても大切なものだと感じました。

「クーポノ」の取り組みに共感された方はぜひ、足を運んでみてください。
美味しいごはんと、居心地のいい空間が迎えてくれますよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

STORE PROFILE

飲食店概要

店名kupono(クーポノ)
住所〒640-0415 和歌山県紀の川市貴志川町長原560-21
交通アクセスわかやま電鉄貴志川線 貴志行「甘露寺前駅」より徒歩6分(※駐車場6台)
電話番号070-8975-4613
営業時間11:30〜17:00(ラストオーダー 16:00)
定休日火曜日・水曜日・木曜日
取材日2023/04/15
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