リンナイ、疲労と睡眠に関する意識調査、7割が睡眠不足を実感し働き盛りの30代は8割越えで5割が日中の眠気に悩み

日々の生活で睡眠は欠かせないものだが、ゴールデンウィークなどの連休明けは特に身体の不調や睡眠に悩みを感じている人も多いのでは。そこで、リンナイは、睡眠専門家・梶本修身先生に監修してもらい、20~60代のフルタイム勤務の会社員計1000名を対象に、疲労と睡眠に関する意識調査を実施した。その結果、7割が睡眠不足を実感しており、連休明けの不調として、4割が仕事への影響を経験していることがわかった。

リンナイ、疲労と睡眠に関する意識調査、7割が睡眠不足を実感し働き盛りの30代は8割越えで5割が日中の眠気に悩み

調査対象者であるフルタイム勤務の会社員に、睡眠不足の有無を聞いた。その結果、7割が睡眠不足を実感しており、年代別では30代が男女ともに8割を超えていた。

リンナイ、疲労と睡眠に関する意識調査、7割が睡眠不足を実感し働き盛りの30代は8割越えで5割が日中の眠気に悩み

また、睡眠不足に関係すると考えられる症状を聞いたところ、最も多い回答は、日中に眠気を催す(45%)、続いて、朝気持ちよく起きれない(27%)だった。30代は、5割が日中に眠気を催すなど、いずれの症状も全体に比べて多い傾向にあり、睡眠不足が生活に支障をきたしているようだ。

リンナイ、疲労と睡眠に関する意識調査、7割が睡眠不足を実感し働き盛りの30代は8割越えで5割が日中の眠気に悩み

睡眠不足を感じている回答者に、普段の睡眠時間を聞いた。その結果、平日5~6時間(33%)、休日6~7時間(30%)が最も多く、睡眠時間が休日に長くなる回答は5割だった。就寝時刻は平日、休日ともに24時台(それぞれ29%、28%)、起床時刻は平日6時台(37%)、休日7時台(25%)が最も多く、起床時刻が休日に遅くなる回答は7割だった。

リンナイ、疲労と睡眠に関する意識調査、7割が睡眠不足を実感し働き盛りの30代は8割越えで5割が日中の眠気に悩み

睡眠不足の実感の有無と、平日の睡眠時間を比較した。最も多い平日の睡眠時間は、睡眠不足を感じていると5~6時間未満(33%)であるのに対して、感じていない場合は6~7時間未満(38%)だった。睡眠不足の境目は6時間であることがうかがえる。

リンナイ、疲労と睡眠に関する意識調査、7割が睡眠不足を実感し働き盛りの30代は8割越えで5割が日中の眠気に悩み

適切な睡眠時間には個人差がある。今回の調査では、6時間未満の睡眠でも負担を感じない「ショートスリーパー」と呼べる回答者は1割以下だった。

リンナイ、疲労と睡眠に関する意識調査、7割が睡眠不足を実感し働き盛りの30代は8割越えで5割が日中の眠気に悩み

五月病に代表される連休明けの体調不良。今回の調査では、6割が連休明けの体調不良を経験していた。特に多い症状は、疲れやすい(38%)、だるい・身体が重い(37%)だった。連休で身体を休めているはずなのに、なぜ疲れやすくなっているのだろうか。

リンナイ、疲労と睡眠に関する意識調査、7割が睡眠不足を実感し働き盛りの30代は8割越えで5割が日中の眠気に悩み

そこで、連休明けの体調不良の有無と、連休中の生活リズムを比較した。連休明けに体調不良を感じた回答者は、連休中の生活リズムとして、睡眠時間が長い(54%)、就寝・起床時刻が遅い(それぞれ54%・56%)が最も多く、半数以上が平日とは異なる生活リズムで過ごしていた。

リンナイ、疲労と睡眠に関する意識調査、7割が睡眠不足を実感し働き盛りの30代は8割越えで5割が日中の眠気に悩み

社会人なら誰もが経験する連休明けの失敗。今回の調査では、年代に関わらず4割が連休明けの体調不良による仕事への影響を経験していた。仕事に影響したエピソードの多くは、集中力の低下に関係する内容でだった。

リンナイ、疲労と睡眠に関する意識調査、7割が睡眠不足を実感し働き盛りの30代は8割越えで5割が日中の眠気に悩み

連休明けの体調不良にどのように対処したか聞いた。その結果、最も多い回答は生活リズムを整える(42%)、続いて睡眠環境を整える(34%)だった。

性別・年代別では、男性の20~30代、50代は生活リズムを整える、40代は睡眠環境を整える、60代は栄養バランスのとれた食事をとるが最も多い回答で、年代によって回答に違いが見られた。女性は、すべての年代で生活リズムを整える、が最も多い回答だった。

リンナイ、疲労と睡眠に関する意識調査、7割が睡眠不足を実感し働き盛りの30代は8割越えで5割が日中の眠気に悩み

睡眠の質に影響するとされるブルーライト。ブルーライトを発するスマートフォンやパソコンの使用時間は、8時間越え(44%)が最も多い回答だった。

リンナイ、疲労と睡眠に関する意識調査、7割が睡眠不足を実感し働き盛りの30代は8割越えで5割が日中の眠気に悩み

カフェインの摂取量は、コーヒー1~2 杯程度(35%)が最も多い回答だった。

リンナイ、疲労と睡眠に関する意識調査、7割が睡眠不足を実感し働き盛りの30代は8割越えで5割が日中の眠気に悩み

気づかないうちにため込んでしまうストレス。コロナ禍明けの生活様式の変化にも注意が必要だ。マスク、在宅勤務、職場の飲み会の変化について聞いた。マスク着用のストレスを聞いたところ、性別・年代別で回答に差が見られた。20代は男女ともにマスクを着けることがストレス(男性:43%、女性 41%)、40代女性はマスクを外すことがストレス(40%)と答えた。

リンナイ、疲労と睡眠に関する意識調査、7割が睡眠不足を実感し働き盛りの30代は8割越えで5割が日中の眠気に悩み

コロナ禍と現在、そして理想とする出社頻度を聞いた。その結果、コロナ禍は、ほぼ毎日在宅勤務(35%)、現在は、週3~4日出社(30%)が最も多い回答だった。一方で、理想とする出社頻度は、最も多い回答がほぼ毎日在宅勤務(31%)、続いて週1~2日出社(30%)だった。

リンナイ、疲労と睡眠に関する意識調査、7割が睡眠不足を実感し働き盛りの30代は8割越えで5割が日中の眠気に悩み

コロナ禍明けの職場の飲み会についても聞いた。飲み会の開催頻度は、最も多い回答がコロナ禍前に比べて少ない(37%)、続いて、コロナ禍以降一度も開催されていない(27%)だった。

リンナイ、疲労と睡眠に関する意識調査、7割が睡眠不足を実感し働き盛りの30代は8割越えで5割が日中の眠気に悩み

飲み会への参加の希望を聞いたところ、すべての年代で半数以上が参加したくないと答えた。特に50代はその割合が7割と最も多い結果となった。

[調査概要]
調査名:熱と暮らし通信 疲労と睡眠に関する意識調査
調査時期:4月15日~16日
調査方法:インターネット調査
対象者:20~69歳、男女、全国 在宅勤務が選択可能なフルタイム正社員計1000名

リンナイ=https://www.rinnai.co.jp/