アンダーアーマーの日本総代理店であるドームは、国内でブランド初となるシューズに特化したポップアップストア「UNDER ARMOUR FOOTWEAR PARK」を、4月28日に東京・原宿にオープンした。4月27日に行われた内覧会では、同店をオープンするに至った背景や、店舗の概要などについて説明した。
「アンダーアーマーでは、汗をかいても肌にまとわりつかないウェアとしてコンプレッションウェアを開発。創業から10年も経たないうちにスポーツアパレルブランドの地位を確立することに成功した」と、ドームの北島義典CEO。「当社が日本でアンダーアーマーの商品を展開すると、日々トレーニングを行っている人や部活動に励む学生を中心に支持されていった」と、スポーツ愛好家から支持を得られるブランドへと成長したと胸を張る。「一方で、アパレルの認知は高いものの、スポーツシューズやスニーカーのイメージは弱い」と、シューズも展開するブランドとして認知する人は少ないと嘆く。「こうした点を払拭すべく、アスリートへのサポートを実施。NYCマラソン2022で優勝したシャロン・ロケディ選手は『UAフロー ベロシティ エリート』を履いて初マラソンにして初優勝という快挙を達成した」と、アスリートを中心にアンダーアーマーのシューズを着用する人が増えてきたことで、徐々にシューズブランドのイメージが高まってきているとのこと。
「そこで、日本においてもシューズブランドとしての認知向上を目指し、スニーカーカルチャーの発信地でもある東京・原宿にシューズに特化したポップアップストア『UNDER ARMOUR FOOTWEAR PARK』をオープンすることにした」と、原宿にシューズ特化型の店舗をオープンするに至った背景について紹介する。
「『UNDER ARMOUR FOOTWEAR PARK』で展開するアンダーアーマーの最新のランニングシューズは、踵からの着地だけでなく、つま先からの着地においても、足に負担がかからないシューズとして好評を得ている。こうした点を、実際に試着してもらうことで感じてほしい」と、「UNDER ARMOUR FOOTWEAR PARK」で展開するシューズを実際に履いてほしいと訴える。
「また、パフォーマンスを追求したバーサタイルシューズ『UA SLIP SPEED（UAスリップスピード）』も展開する。このスニーカーは踵をつぶしてサンダルのように履くことができるスニーカーでありながら、トレーニングなどでも使える、オンとオフの機能を兼ね備えたシューズとなっている」と、特長的なシューズも展開していくと意気込む。
「アンダーアーマーに対する消費者のイメージは、ゴリゴリのトレーニングを行う男くさいブラックを基調とした商品を展開するブランドとのイメージが根強い。そんなイメージを払拭するべく、色とりどりのシューズを展示し、男性だけでなく女性の消費者にもぜひ足を運んでもらいたいと考えている」と、「UNDER ARMOUR FOOTWEAR PARK」をオープンすることで、新たな消費者層の取り込みも行っていきたい考えを示した。
次に、ドーム Vice Head of Marketing Divisionの野田佳宏氏が店舗の概要や展示商品などについて説明した。「『UNDER ARMOUR FOOTWEAR PARK』では、誰もが立ち寄れる店舗を目指し、ウォーターサーバーも設置した。ランニングやウォーキングのピットストップとしても活用してもらいたいと考えている」と、気楽に足を運べる店舗になっていると強調する。
「店内で展示している商品は、試着できるだけでなく、そのまま原宿周辺をランニングすることも可能となっている」と、実際に履き心地を体験できるようになっているという。
「商品の購入は、4月6日からサービスをスタートした『UA REWARDS』で行ってもらう」と、アプリで購入商品を選択し、後日指定の送付先に商品を届ける仕組みを採用したことで、店舗に多くの在庫を抱えることなく営業できるのだと力説する。
「また、『UA REWARDS』では、商品を購入した時だけでなく、トレーニングをしたり、イベントに参加した際にもポイントが付与される」と、スポーツ体験の循環を目的としたプログラムになっていると教えてくれた。
「『UA REWARDS』には、若年層に基礎知識をつけてもらえるような動画や、シューズ選びについて学べる動画など、消費者の悩みや解決につながるようなコンテンツも用意している」と、アンダーアーマーの商品を購入するためだけのプログラムではないとのこと。「『UA REWARDS』で購入した商品やサービスの料金の1％を次のアスリートの育成につなげる活動に使っていく」と、アスリートを育てていくための活動にも参加できるようになっていると述べていた。
「アンダーアーマーでは200弱のスタイルカラーの商品を展開している。『UNDER ARMOUR FOOTWEAR PARK』ではそのうちの50のスタイルカラーを展示する」と、カラーバリエーションが豊富な点もアピールしていくと訴える。「店舗の1階はコミュニティの入口を想定。2階ではシューズやアパレルの提案および展示を行う」と、店舗構成について説明する。
「展示するシューズのカテゴリは、ランニング、バスケットボール、トレーニングを中心に展開。タイヤメーカーのミシュランのソールを使ったシューズや、オフロードでも使えるシューズなど、様々なシーンで使える商品を提案していく」と、様々なカテゴリの商品を実際に体験してもらいたいと話していた。
「さらに、定期的なイベントの開催も予定している」と、「UNDER ARMOUR FOOTWEAR PARK」を拠点にしたランニングイベントや、女性の消費者を取り込むためのヨガイベントなどを計画しているという。「オープン初日の4月29日にはプレゼントも用意しているので、ぜひ近くに来た際には気軽に立ち寄ってほしい」と、多くの消費者の来店を心待ちにしていた。
［店舗概要］
名称：UNDER ARMOUR FOOTWEAR PARK
開業：4月28日（金）
所在地：WITH HARAJUKU 1階・2階（東京都渋谷区神宮前1－14－30）
営業時間：11:00～20:00
定休日：不定休
