こんにちは!ライターのわだはるです!

今回は、地場産の素材を中心に大自然の恵みを丸かじりできるタルトと、ズラリと並ぶ選りすぐりのお野菜・果物が魅力のCAFE&八百屋、「BIRDCALL FIELD」を皆さんにご紹介いたします。

農家さんの想いをタルトに乗せて ~BIRDCALL FIELD~【和歌山エリア】

店名の由来 ~皆が集まる場所に~

お店の敷地に入ってまず、目に飛び込んでくるのは白木の壁と大きな「BIRD KNOWS」の文字。

この先に何が広がっているのかが分からない、テーマパークのようなワクワク感が高まります!

農家さんの想いをタルトに乗せて ~BIRDCALL FIELD~【和歌山エリア】

ウッドチップの心地よい地面を踏みしめながら中に入ると、そこにはレトロアメリカンなカジュアル感を持たせたオシャレなトレーラーが2台と、青い芝生が!

爽やかな風が吹き渡っていて、ピクニック感覚でふらっと立ち寄りたくなるような空間です。

農家さんの想いをタルトに乗せて ~BIRDCALL FIELD~【和歌山エリア】

「BIRDCALL」とは、元々バードウォッチングに用いられる鳥たちを呼ぶ道具の名前でした。

完熟で美味しいものをよく知る鳥たちは、広大な畑の中で美味しいものがある畑に集まってきます。
そんな鳥たちのように美味しい果実や野菜があつまる「FIELD(畑)」に人々が集まって欲しいとの気持ちからつけられたのだとか!

農家さんの想いをタルトに乗せて ~BIRDCALL FIELD~【和歌山エリア】

開放的なスペースに広がる素敵な人々の輪は、「BIRDCALL FIELD」ならではです!

オススメのメニュー

「BIRDCALL FIELD」特製タルトは、なんといっても果実のようにそのままかぶりついて食べるのがベスト!

果物本来の味を楽しめるザクザクのタルト生地は、素材との相性もバツグン。
さらに、規格外のものもタルトに加工することでフードロスの削減にも貢献しているのだとか!

※使用している果物の品種、お値段は時期によって変動します。

農家さんの想いをタルトに乗せて ~BIRDCALL FIELD~【和歌山エリア】

取材日当日のラインナップはこんな感じ!
旬のいちごを中心に、完熟した新鮮な素材とお店でイチから作られたザクザクのタルト生地がとってもよく合います。

ここからは、私が実際に食べたタルトを中心にそれぞれの魅力をご紹介!

りんごのタルト

農家さんの想いをタルトに乗せて ~BIRDCALL FIELD~【和歌山エリア】

まず、最初に紹介するのはこちらのりんごのタルト。

使用しているりんごは、長野県にある「山岸りんご園((株)りんごと)」さんのサンふじで、甘み・酸味・歯ごたえの三拍子が揃い味のバランスが非常に良く、果実につまった甘い蜜が最高です。

そんなサンふじのシャリっとした食感を残しつつ、甘くコンポートにしたりんごのタルトは、甘さ控えめの生クリーム、タルト生地とも相性抜群でサンふじ本来の甘さが引き立ちます。

いちごのタルト

農家さんの想いをタルトに乗せて ~BIRDCALL FIELD~【和歌山エリア】

こちらはいちごのタルト。

甘さと程よい酸味のバランスが良く、ジューシーな味が特徴の「まりひめ」や、いちごの甘い香りが魅力の「紀の香」などの和歌山県オリジナル品種を使用しており、一口齧ると、濃厚ないちごの甘みが口の中にふんわりと広がります!

今回いただいたのは、桃のような華やかかつ芳醇な香りとジューシーさが特徴のいちご、「ふるーつふぁーむわかやま」さんの「桃薫」をふんだんに使用したタルトです!

はっさくのタルト

農家さんの想いをタルトに乗せて ~BIRDCALL FIELD~【和歌山エリア】

春先(取材当時)の旬の果物といえば、それはいちごだけではありません!
実は、多くの柑橘類も食べごろを迎えているんです。

「BIRDCALL FIELD」のトレーラ前にも、芳醇で爽やかな香りが特徴のネーブルオレンジや、果実のきめが細かく弾ける、果肉は柔らかくてとっても瑞々しい水晶文旦など多くの柑橘類がたくさん並んでいましたよ。

今回いただいたのは、「まつばら農園」さんのはっさくを使用したはっさくタルト!

一口齧ると、溢れんばかりの濃厚な果汁が止まることを知らず、これがまたとっても甘いんです!
はっさく本来のスッキリとした酸味も後味にしっかりあって、甘いスイーツでありながら、タルト全体に爽やかさを演出しています。

それにしても、旬に合わせた美味しい素材で作られたタルトがこうして味わえるだなんて、贅沢すぎます。

農家さんの想いをタルトに乗せて ~BIRDCALL FIELD~【和歌山エリア】

さらに「BIRDCALL FIELD」は、コーヒもこだわり抜いていて、実際にバリスタの公式大会でも用いられたエスプレッソマシン・グラインダーを導入しているため、本格的なコーヒーが楽しめます。

コーヒー豆は、大阪・帝塚山にあるカフェ「Chevron Coffee Roasters」から取り寄せたグアテマラ産のシングル、中深煎りのもので少しマイルドな苦味から飲みやすさを実現しています!

農業って、カッコイイ。

農家さんの想いをタルトに乗せて ~BIRDCALL FIELD~【和歌山エリア】

「BIRDCALL FIELD」がお店としてスタートする前は、ここフルーツ王国と呼ばれる紀の川市にある農園で雨の日も風の日もフルーツを作っては出荷し続けていたオーナー。

しかし、やりがいを持てず「このままでいいのか?」という葛藤が生まれ、自家製の柿をマルシェに出品するところから始まったそうです!

そこで、直にお客さんの「甘いね。」「美味しい!」または、「美味しくない。」など正直でストレートな意見をもらうことで「もっと美味しいものを作ろうと」とやりがいを見つけることができたのだとか。

「この体験を他の農家さんにもしてもらいたい!」

オーナーのそんな想いから、普段市場に出荷しているだけではなかなか聞くことのできない、食べてくれた方の声を実際に農家さんに届けることで農家さん自身のモチベーションの向上や、お客様とのふれあいの場の提供をしていらっしゃいます。

作る人と食べる人の橋渡しができる、とってもカッコイイお仕事です。

ここ、「BIRDCALL FIELD」では、そんな農家さんたちに声を一緒に届けてくれる方を募集しています!

マルシェの開催も企画しているので、興味を持った方は是非、公式Instagramもしくはお電話でお問い合わせしてみてくださいね。

おわりに

農家さんの想いをタルトに乗せて ~BIRDCALL FIELD~【和歌山エリア】

「BIRDCALL FIELD」は、季節に合わせて選びぬかれた新鮮な果物と野菜を買うことができるだけでなく、美味しいタルトまで味わえるとっても珍しい素敵なお店でした!

今後は、敷地を使って実際に農家さんに果実や野菜を店頭に立って販売してもらうマルシェも計画中だそうです!

オーナーの農業にかける熱い想いから来るアイデア力満載の営業形態は、ライターの私もとっても勉強になりました✍

農業の良さを全身で感じられる、「BIRDCALL FIELD」の今後がどうなっていくのかも楽しみです!

STORE PROFILE

飲食店概要

店名BIRDCALL FIELD
住所〒649-6432 和歌山県紀の川市古和田499-1
交通アクセス●車①:大阪市内から約1時間、岩出根来ICより約10分
●車②:和歌山市内から約25分、国道24号線、尾崎の交差点を北に約3分
●電車:JR和歌山線「打田」駅より車5分 (徒歩20分)
電話番号0736-79-3755
営業時間10:00〜18:00
定休日月曜日
取材日2023/03/30
リンク Instagram