布団を運んで、大盛り上がり?! 〜泉州を代表するお祭り「ふとん太鼓」〜【堺・泉州エリア】

こんにちは!最近、急激に寒くなりまして、絶賛 ”布団から出たくない病” を毎朝発動しています〈ずま〉です。
そんな私は、人々が熱狂する地域の「祭り」が好きです。
そこで、今回は泉州を代表する祭りの一つ、「ふとん太鼓」を紹介します!


◯ふとん太鼓のお祭りって何??

ふとん太鼓のお祭りは、毎年9月から10月に、堺市や田尻町で行われるお祭りです。氏子(その地域に住み、その地の氏神を信仰する人たちのこと)らが、豪華な太鼓台を担いで、華麗に歩く姿が魅力的なイベントで、堺の秋を彩りながら、まち全体を熱気に包み込みます。

ふとん太鼓とは、大きな太鼓台のことをさします。特徴は、正方形の大きな「ふとん」を、逆ピラミッド形で屋根に配置していることです。重さは1.0t〜2.0tほどあり、100人ほどで、担いでいきます。彫刻が施されている部分には、合戦や神話などの歴史的名場面を細部まで丁寧に表現されています。日本が誇る技術の高さが、垣間見えるところでしょう!


◯祭りの目的は??

元々は、神様を、座布団のような赤い布団の上にお乗せしてある場所までお連れする際の、「神輿道」の安全を願う役割があったとされています。神様を大切にしたい、日本らしさが見えますね!

現在では、お米や漁業の収穫祭として、神様にお祈りするように変化してきているそうです。


◯どうして布団を使うの??

ここで一つの疑問。

「そもそも、何で”布団(ふとん)”何だろう??」

って、思いません??
私もピンと来なかったので、調べてみました。

ふとん太鼓が始まったのは、江戸時代中期。現在も泉州を代表する「綿入り布団」が、庶民にとってはとても貴重な品物でした。神様が各地を回る際に、旅の途中でお休みになり、氏子が寝具として布団を運んで使っていただいたことが由来として言われています。

日本らしさを感じる背景が、ふとん太鼓の裏側にはあったのですね。
(上記は、あくまで一説です。参考までにご参照ください。)


◯ふとん太鼓の代表例と言えば「月見祭」!

堺市の各地で行われていますが、その中でも有名なものをご紹介しましょう。それが、「百舌鳥八幡宮の祭り」、通称「月見祭」!です。
「百舌鳥八幡宮の祭り」は300年の歴史があり、毎年旧暦の8月15日「中秋の名月」に合わせて、毎年9月ごろに開催しています。
2020年、2021年はコロナによって中止になりましたが、2022年は開催!徐々に、以前の様子を取り戻ししつつある様です。


◯まとめ

今回は、泉州を代表するお祭り、「ふとん太鼓」を紹介しました。
泉州には、さまざまな祭りがありますが、このふとん太鼓もかなり魅力的ですよね。このような、地元の方が大切に残してきた文化を、これから先も末永く楽しみたいですね!

もっとこの祭りについて知りたい方、見てみたい方は、 ぜひ、泉州エリアの「ふとん太鼓」、見に行ってみてください!

\最後までご愛読いただき、ありがとうございます!/

※参考文献
大阪泉州観光ガイド

ウィキペディア「ふとん太鼓」

オマツリジャパン

お祭り用品.comブログ「ふとん太鼓」

朝日新聞「だんじりから転換」