グラクソ・スミスクライン、「シュミテクト」「カムテクト」「アクアフレッシュ」でサステナブルハミガキチューブを導入

グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン(以下、GSKコンシューマー・ヘルスケア)は、グローバルパッケージングサプライヤーと提携し、「シュミテクト」「カムテクト」「アクアフレッシュ」のオーラルヘルスケアブランドにおいて、より環境への負荷が少ないハミガキチューブを導入する。2月発売の「ナチュラルズ by アクアフレッシュ」で同チューブは初採用され、「シュミテクト」「カムテクト」ブランド製品でも順々にパッケージを変更する予定となっている。

ハミガキのチューブに関しては、一般的にハミガキの安全性と鮮度を保つため、プラスチックとアルミニウムの組み合わせ、または複合素材のプラスチックの組み合わせで構成されていることが多く、やわらかく使用しやすい一方で、環境負荷への配慮が少ない製品が主だった。

今回、「ナチュラルズ by アクアフレッシュ」は、グローバルパッケージングサプライヤーと提携。世界で最もリサイクル可能なプラスチックの一つであるポリエチレンを主成分としたラミネートチューブを採用した。これは、日本のハミガキ市場では最も薄いプラスチック素材のひとつとなる。同製品は、欧州でのリサイクル認証のスタンダードであるRecyClassが定めたリサイクル適性試験に合格しており、「リサイクルが可能なハミガキチューブ」として、欧州では広く展開されている。

「ナチュラルズ by アクアフレッシュ」では、チューブパッケージにポリエチレンを主成分とする素材を採用するとともに、厚みを変更し、従来品と比較し約10%のプラスチック削減を実現した。今後、「アクアフレッシュ」全製品のパッケージ切り替えを実施し(容量35gの製品は除く)、「アクアフレッシュ」全体で約9トンのプラスチック使用量の削減を目指す。

GSKコンシューマー・ヘルスケア・ジャパンは、コンシューマー・ヘルス分野におけるグローバルリーダーであるHaleon(ヘイリオン)の日本法人とのこと。Haleonでは、私たちの行動と志を同じくする組織や個人との提携を通じて、より多くの人々がより良い日々の健康のための機会を得られることを目標にするとともに、環境への影響を軽減していくことを戦略として掲げている。環境における取り組みとしては、3つの分野「炭素排出への取り組み」、「パッケージをより持続可能なものに」、「信頼できる原材料を持続可能な方法で調達する」を掲げている。パッケージ分野においては、「2030年までに石油系バージンプラスチックの使用を3分の1に削減する1」、「2030年までにすべての製品パッケージをリサイクル可能または再利用可能にする2」、「パートナーと協力して、2030年までにパッケージを収集、分類、リサイクルするためのグローバルおよびローカルのイニシアチブを推進する」という具体的な目標を掲げ、取り組みを進めている。

昨年4月1日施行「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」にも即し、日本国内でのサスティナビリティアクションとして、現在4R(Remove/Reduce/Re-Use/Recycle)の軸で、主にパッケージ分野でのプラスチック削減に取り組んでいる。同社ではビジネス成長にかかわらず、製品全体の石油系バージンプラスチック使用量を、2020年時点と比較して、2025年までに約10%削減することを目標としている。昨年までに「パッケージから不要なプラスチックを排除」、「プラスチックフットプリントの削減」、「包装材における循環型材料の使用量を増やすためのイノベーション」、「FSC認証紙への切り替え」を実践している。2025年までの削減目標実現のため、今後さらに取り組みを強化していく。

グラクソ・スミスクライン=https://jp.gsk.com/ja-jp/