HOYA株式会社,東芝グループ,ニューフレアテクノロジー,子会社化
(写真=MS Mikel/Shutterstock.com)

HOYA株式会社(7741)は、株式会社ニューフレアテクノロジー(6256)に対する公開買付けを実施することを決定した。
TOB成立後、ニューフレアテクノロジーは上場を廃止する方針。
現在、東芝の子会社である東芝デバイス&ストレージがニューフレアテクノロジーに対して実施しているTOBの不成立などが本TOB実施の条件となる。
買付価格は1株12,900円、1145万1100株全て買い付けの場合、買付総額は147,719,190,000円の予定。
本TOBは、応募株券等の総数が買付予定数の下限(7,634,000株)に満たない場合は、応募株券等の全部の買付け等を行わない。応募株券等の総数が買付予定数の下限(7,634,000株)以上の場合は、応募株券等の全部の買付け等を行う。

業務用・産業用機械製造業界のM&A

HOYAは、光学レンズメーカーとして創業し、「ライフケア」と「情報・通信」の2つの事業領域において、メガネやコンタクトレンズ、医療用内視鏡、白内障用眼内レンズ、さらには半導体やデジタル機器産業を支える精密機器、デバイスなどを多角的かつグローバルに展開している。

ニューフレアテクノロジーは、東芝の子会社である東芝デバイス&ストレージの子会社で、電子ビームマスク描画装置、マスク検査装置、エピタキシャル成長装置の3製品を中心とした半導体製造装置の開発、製造、販売、保守サービス事業を展開する。

本TOBにより、HOYAは、EUVリソグラフィー領域におけるシナジーの発現、共通の顧客に対する製品ロードマップへの対応力及び関係強化、HOYAグループのリソースを活用することによるマルチビームマスク描画装置を含む成長分野の開発加速などを目的としている。

●今後のスケジュール
公開買付の開始 2020年4月を予定

(提供:日本M&Aセンター

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