【日本一おいしい】岐阜県産希少米「龍の瞳」に映る こだわりと食の将来【岐阜エリア】
【日本一おいしい】岐阜県産希少米「龍の瞳」に映る こだわりと食の将来【岐阜エリア】

「いただきまーす!!」朝食はパンよりご飯派の夏歩(かほ)です。

皆さんはパンかご飯どちら派ですか?

今回はご飯派の方には心躍るものを、パン派の方には心揺れるようなものを!ということで岐阜県の希少米「龍の瞳」をご紹介します。

そもそも「龍の瞳」とは?というところから、ご飯以外の楽しみ方、関連イベントまでたっぷりとお届けします!

岐阜県下呂特産 希少米「龍の瞳」

「龍の瞳」は2022年「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」にて2年連続第1位を獲得し、同年には「第11回米‐1グランプリ2022」でも第1位を獲得しています。

では「龍の瞳」はどのように発見され、なぜ評価が高いのでしょうか?

「龍の瞳」と目が合うとき

「龍の瞳」とは水稲品種「いのちの壱」のうち、最高級のものを指します。

その「いのちの壱」の発見は2000年秋のことでした。

当時、農林水産省に勤務していた今井隆さんは、下呂市で棚田の見回りを担当していました。

そのとき、周囲のコシヒカリよりひときわ背の高い穂を見つけたのだとか。

その穂はたった一握りでしたが、籾(もみ)の大きさはなんと他品種の1.5倍!

今井さんはこのときの出来事を「稲のオーラに引き寄せられた」と語っています。

こうして発見された大粒のお米「いのちの壱」は、低農薬栽培を掲げ、安全なおいしさを食卓に届けているのです。

「龍の瞳」が開くとき

先程ご紹介したように、「龍の瞳」と呼ばれるのは「いのちの壱」のなかでもごく一部。

つやつやで粘りがあり、甘くて大きくおいしい品質を保つために、「龍の瞳」には厳格な定義とマニュアルが存在します。

<定義>

  1. 発見者である今井さんが所有し管理する原原種の種もみを使用したもの
  2. 厳格なマニュアルに則って栽培されたもの
  3. 株式会社龍の瞳または指定の検査機関が検査し食味などに合格したもの

この3つを満たして初めて「龍の瞳」と名乗ることができるのだとか!

こうして栽培された「龍の瞳」は香りや甘み、食べ応えなどが評価され、様々な賞を獲得しているのです。

ご自宅で「龍の瞳」を召し上がりたい皆さんへ!

以下のリンクからお近くの販売店を探すことができます。
龍の瞳®取扱販売店一覧
(事前に各店舗様に電話等でご確認の上、ご来店ください。)

さらに「龍の瞳」には、ご飯ではないもう1つの味わい方があります。

瞳からこぼれた涙⁉ お酒で楽しむ「龍の瞳」

「龍の瞳」は一般の食用米と異なり、亜鉛成分が多く含まれています。
そのため発酵の進行が早く、お酒を造りやすいのだとか!

ここでは「龍の瞳」を用いたお酒を2種類、ご紹介します。

龍の瞳×飛騨の天然水「米焼酎 25度」

こちらは「龍の瞳」を、ミネラルたっぷりの飛騨の天然水で仕込んだ米焼酎です。

日本酒の吟醸香のような香りを得意とする黄こうじを用いており、芳醇な香りとコクのある味が特徴です。

オススメの飲み方はロックで「龍の瞳」の素材感を堪能できる一品です。 米焼酎 25度 購入ページ

龍の瞳×創業300年の老舗酒造「龍の瞳 純米大吟醸」

こちらは「龍の瞳」を原材料に、地元を同じくする奥飛騨酒造が醸造を担当した純米大吟醸です。

優しい口あたりで米の旨味を存分に感じられるのが特徴です。

常温から冷えるまでが飲みごろなのだとか!

癖がなく、濃い味の料理にも合う一品です。
龍の瞳 純米大吟醸 購入ページ

ここまで「龍の瞳」の魅力をお届けしてきました。

ご存じの方も多いと思いますが、日本はお米の食料自給率がほぼ100%です。

では、私たちはこの先もずっと安全にお米を食べていくことができるのでしょうか。

今一度、日本の食料自給率や食糧危機について考えてみませんか!

トークイベントのご案内

食・環境・食料自給率~沈黙の春63年後の現実~トークセッション in 飛騨世界生活文化センター

このイベントは株式会社龍の瞳が主催している、定期開催のシンポジウムです!

お米に対してこの上ないこだわりを持つ、代表取締役社長の今井さんもご登壇します。

ご興味のある方はぜひご来場ください。

飛騨・世界生活文化センター 飛騨芸術堂

住所:〒506‐0032 岐阜県高山市千島町900‐1
TEL:0576‐74‐1191 (運営事務局:株式会社龍の瞳) (月~金 9:00~17:30)
日時:2025/6/14(土) 12:00開場 13:30開始 16:30終了
料金:1,200円/枚 (高校生以上が対象)
アクセス:
<電車>
JR名古屋駅―特急で約2時間20分―JR高山駅―さるぼぼバスで約18分
JR富山駅―特急で約1時間30分―JR高山駅―さるぼぼバスで約18分
(※さるぼぼバスはまつりの森経由にご乗車ください。)
<タクシー>
JR高山駅―タクシーで約15分
<車>
飛騨清見IC―中部縦貫道約15分―高山IC―約20分
(駐車場有 326台)
URL:チケット購入はこちらから

終わりに

今回は岐阜県下呂特産の希少米「龍の瞳」の誕生から楽しみ方までをご紹介し、関連イベントもご案内しました!

時々、朝食にご飯を食べてみるというのはいかがでしょうか。
いいことがあった日、頑張った日にはぜひ「龍の瞳」をご賞味ください。

朝食はパンかご飯か論争の決着がつく日も近いかもしれません…!

参考

・龍の瞳 公式サイト
https://www.ryunohitomi.co.jp/
・幻の米「龍の瞳」でつくる日本酒
https://oragamachi.org/project/%E5%B9%BB%E3%81%AE%E7%B1%B3%E3%80%8C%E9%BE%8D%E3%81%AE%E7%9E%B3%E3%80%8D%E3%81%A7%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%85%92/?srsltid=AfmBOoo466Q5L1nqOUWgfEzFloRinDkei0lyQgNAy4lXDgEcP1_dNrZu
・中日新聞|下呂市発祥のブランド米「龍の瞳」純米大吟醸酒
https://www.ryunohitomi.co.jp/kate_news/19240
・お米と食料安全保障
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/okome_majime/content/food.html
・食・環境・食料自給率~沈黙の春63年後の現実~トークセッションin飛騨世界生活文化センター
https://teket.jp/13645/48185
・今井 隆さん(龍の瞳 代表取締役社長)インタビュー
https://jasonwinterstea.jp/blogs/interview/interview-201709