【『孝子伝説』ゆかりの地】よろうよ養老。~ひょうたんのまちならではの町おこしと体験型スポット~【岐阜エリア】
【『孝子伝説』ゆかりの地】よろうよ養老。~ひょうたんのまちならではの町おこしと体験型スポット~【岐阜エリア】

「ごくごく…ゴクゴクゴク…。」水分補給はタンブラー派の夏歩(かほ)です!

皆さん、日頃お仕事先や学校へ水分を持っていく際、何をお使いですか。

水筒、タンブラー、ペットボトル…。沢山の選択肢がありますよね。

たまにはひょうたんもいかがでしょう。

ひょうたんは縄文時代から江戸時代まで水を持ち運ぶ容器として活躍していました。
表面の小さな穴から気化熱が奪われることで保冷機能を果たし、長い間重宝されたのだとか!

そんなひょうたんを町のシンボルとし、町章にもなっているのが「岐阜県養老郡養老町」なのです。

今回は、とある伝説によって結ばれた養老町とひょうたんの関係性や、体験型オススメスポットをご紹介し、養老町の魅力をお届けします。

伝説からシンボルへ

百名瀑「養老の滝」にまつわる『養老孝子物語』

岐阜県の観光スポットとして有名な養老の滝。
古くから文化人に親しまれ、日本百名瀑にも選ばれています。

そこには不思議な伝説が伝わっているのだとか🫣

『養老孝子物語』
昔、孝行心を大事にする親子がおりました。

父は目も足も悪くほとんど歩けずで、晩に呑む少量の酒が唯一の楽しみでした。
息子は父に酒を買ってあげるためによく働きました。

ある日、息子は滝を見て「この滝が全て酒だったら父を喜ばすことができるのに」と願いました。
すると滝の水が酒に変わったのです!息子はひょうたんに水を汲んで帰りました。

その水を飲んだ父は若返り、目も足も良くなったのです。

この伝説が言い伝えられてきたことで、養老町とひょうたんは今日も強く結びついています。

そこで養老町ではひょうたんを用いたユニークな町おこしが行われています。

町のシンボルひょうたんで町おこし

町主催 リアル宝探しイベント

養老町では2022年9月に発足した実証実験プロジェクト、通称YOROラボプロジェクトが推進中です。

そこで、観光消費拡大や町内の回遊性向上を目指す取り組みの一つとして行われたのがリアル宝探しイベント!

養老町でお宝と言えば…もちろんひょうたん。
第1回は養老公園内、第2回は町全体をフィールドとして開催され、どちらも大好評だったようです。

町はこの結果を踏まえて検討中とのことなので、新しいクエストの発生も近いかもしれません。

NPO法人ヨロストによる地域情報の発信

NPO法人ヨロストは2013年設立後、養老町の町おこしに携わってきました。

養老町瓢箪(ひょうたん)品評会の会場にて「ひょうたんワークショップ」を開催したり、町主催のひょうたんグリーンカーテンコンテストに事務局として関わったりしています。

現在は月に一度ほどYouTubeで配信を行い、地域の情報発信に努めているそうです!
NPO法人ヨロストYouTubeチャンネル

見て作って楽しい!ひょうたん満喫スポット

幻影的な風景を。「ひょうたんらんぷ館」

養老の滝は養老公園という大きな公園の敷地内にあります。

その公園内に店を構える吉田さん夫婦は、お店の隣で「ひょうたんらんぷ館」も営んでいるのだとか!

館内には自家栽培のひょうたんで作られた、140を超えるらんぷが展示されています。

自然の恵みであるため、一つとして同じ形はありません。

ひょうたんの曲線を活かした作品が多く、見ているだけでうっとりしてしまいます。

らんぷ館は展示特化施設。

ひょうたんやお土産をお買い求めの際は吉田商店まで!

吉田商店 / ひょうたんらんぷ館

住所:〒503‐1254 岐阜県養老郡養老町養老公園1238
TEL:0584‐32‐0404
営業時間:9:30~16:30
定休日:不定休
入館料:100円 (ひょうたんらんぷ館)
アクセス:
<車> 駐車場有 無料 (最寄り駐車場は交通安全協会駐車場)
養老I.C.から約10分 / 大垣I.C.から約20分 / 関ケ原I.C.から約25分
<バス> 期間限定でシャトルバス運行
乗降場所 養老駅/こどもの国前/養老公園(松風橋)
運賃 無料
期間 3月中旬~5月中旬の土日祝日
<電車>
養老鉄道「養老駅」で下車より徒歩約10分
URL:吉田商店HP   
   ひょうたんらんぷ館HP

ひょうたんについて知り、触ってみたい!何か作ってみたい!という気持ちが沸き上がってきたのではないでしょうか。

実は同じく養老公園内に、ぴったりの場所があるのです。

オリジナル雑貨と生活を。「ヨーローヒョウタン工房」

オリジナルのひょうたん雑貨を日常へお迎えしたい方にオススメなのが「ヨーローヒョウタン工房」。

ひょうたんを用いた作品を手掛ける工芸作家竹内蘭さんと一緒に、ひょうたんランプやバーバパパのオーナメント、マラカスなどを作ることができます!

特に素敵なのはバーバパパのオーナメントつくり。

竹内さんは公式ライセンスを取得し、ひょうたんを用いたバーバパパ商品の制作を行ってきました。

商品価値が低いとされてきた変形・キズありのひょうたんでも活用できることが注目を集めています。

ひょうたんもバーバパパも土から生まれ、どちらもくびれた楕円形。
自由自在に形を変えるバーバパパは確かに、形の多様性が特徴のひょうたんと重なります!

体験教室は予約制で前日の16時まで受け付けているそうです。
ご予約はこちらから。 体験教室予約フォーム

唯一無二のオーナメントをご自身の手で作りませんか。

ヨーローヒョウタン工房

住所:〒503‐1267 岐阜県養老郡養老町高林1298‐2 養老公園・楽市楽座内
TEL:050‐1722‐8800
営業時間:10:00~16:00
定休日:火・水 (臨時休業有)
アクセス:同上
<車>駐車場有 無料 (最寄り駐車場は養老公園第2駐車場)
体験教室:
・ミニひょうたんランプつくり体験 3,000円 90~120分
・ひょうたんバーバパつくり体験 1,000円 30~45分
・ひょうたんマラカス / お花入れつくり体験 各1,000円 45~60分
URL:ヨーローヒョウタン工房HP
   体験教室予約フォーム

終わりに

いかがでしたか。

今回は町のシンボルひょうたんに着目して岐阜県養老郡養老町を深堀りしました!

皆さんの推し町になりましたでしょうか。

ぜひ、見て触ってひょうたんの魅力を体感してください。

ところで、皆さんがお住まいの地域の町章やシンボルは何ですか。
調べてみると新しい発見があるかもしれません。

参考

・水筒の歴史
https://www.suntory.co.jp/eco/teigen/water/jiten/world/07/
・紀元前3,000年前から使われていた水筒
https://news.1242.com/article/125592
・\\ひょうたんから駒// 絶滅寸前!養老のひょうたんが ヒット商品に変身するまで
https://www.maff.go.jp/tokai/shohi/seikatsu/iken/seminar/attach/pdf/221222_2-2.pdf
・養老の滝
https://www.yoro-park.com/facility-map/yoro-falls/
・養老孝子物語
pdf_koushimonogatari.pdf
・伝説のひょうたんを探せ! ― リアル宝探しイベントin養老公園 ―
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000108542.html
・よろ~ッと養老 YOROラボプロジェクトとは?
https://yorolabo.com/#yoro-project
・【養老町】観光消費拡大の実証実験プロジェクト「YOROラボ」を振り返って〈前編〉
https://sakadachibooks.com/yoro-labo-1/
・YoroStream NPO法人ヨロスト
https://youtube.com/@yorostream?si=QYkoTrabrw2u2qIF
・NPO法人ヨロスト 法人概要
https://yorostream.com/%e6%b3%95%e4%ba%ba%e6%a6%82%e8%a6%81
・ひょうたんGallery
https://hyoutangallery.sakura.ne.jp/
・ひょうたんらんぷ館
https://hyoutangallery.sakura.ne.jp/main/5lamps_gallery.html
・ひょうたんでバーバパパ 養老の工芸作家・竹内さん発案
https://www.chunichi.co.jp/article/449858