京浜急行電鉄、食品スーパー事業のエフ・クライミングを買収

京浜急行電鉄株式会社(9006)は、2024年3月21日(木)に株式会社エフ・クライミング(東京都大田区)の株式取得を行うことを決議し、3月22日(金)に株式譲渡契約を締結した。

京浜急行電鉄は、交通事業、不動産事業、レジャー・サービス事業、流通事業、その他の事業を行う。
エフ・クライミングは、1957 年3月設立。食品スーパー事業、不動産事業を行う。

株式取得の背景

京急グループのスーパーマーケット業は、中期経営計画に掲げる「まち創造プラットフォーム」における地域拠点や顧客接点として重要な機能を担っており、2019年4月の流通事業再編以降、沿線における日常利便の提供のため、様々なグレードのデイリーストアを地域ニーズに合わせて展開している。

将来的な沿線人口の減少や少子高齢化の進展等,事業環境が変化する中においても、沿線を中心にドミナント出店を進めることに加え、様々な事業者とのアライアンスの実現により、事業強化や持続的な成長を目指す。

エフ・クライミングは、食品スーパー「ヒルママーケットプレイス」を都内3店舗、神奈川県内3店舗において展開している。同社では事業を取り巻く環境の変化に対応し、今後の持続的な成長を模索していた中、京急グループのスーパーマーケット業の方針と同社の戦略の親和性が高く相乗効果が見込めると判断し、双方で協議を重ね、今般、本件取引の合意に至った。

なお、本件取引後においても,屋号の変更はない。 本件取引により、人材交流などを通じて、エフ・クライミングが強みを持つ生鮮食品分野を中心に連携を加速し、京急グループの食品スーパー事業である「京急ストア」とのシナジーを最大限に発揮させていくとともに、京急グループとして、流通事業の強化による沿線活性化を実現していく。

日程

株式譲渡契約締結日 2024年3月22日(金)
株式譲渡実行日   2024年4月30日(火)

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(提供:日本M&Aセンター

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