健康総合企業のタニタは、0.1グラム単位ではかれ、水や牛乳の量をミリリットルで表示できるデジタルクッキングスケール「KJ−222」を3月1日に発売する。スムーズな調理につながるタニタのクッキングスケール独自の人気機能「すぐゼロ」「すぐピタ」(「すぐゼロ」「すぐピタ」はタニタの日本国での登録商標)も搭載。加えて、キッチンのインテリアや調理家電に合わせやすいトレンドの4カラーをラインアップし、パンやお菓子づくりなどの調理を趣味として楽しむ人のニーズに応える。家電量販店や総合スーパー(GMS)、ホームセンターなどを中心に販売する。
今回発売する「KJ−222」は0.1グラム単位(0gから200gまでの範囲で「微量モード」ではかった場合の最小表示)で細かくはかれる「微量モード」を搭載していることが特徴とのこと。パンやお菓子などの調理において、イーストやゼラチンなどを正確にはかることがおいしく仕上げるコツの一つだといわれている。この他、わずかな違いで味が変わる塩などの調味料をはかる際にも役立つ。
水や牛乳の量をミリリットル単位で表示する「mLモード」も搭載した。ミリリットル単位で表記されたレシピを参照しながら調理をする際、計量カップを使わずに、そのままボウルに材料を追加できる。さらに、タニタのクッキングスケール独自の人気機能「すぐゼロ」「すぐピタ」も搭載した。電源を入れてから約1秒でゼロ表示となり、すぐに計量を開始できる。また、材料などを計量皿に載せて1秒以内(使用状況や機種によって表示までにかかる時間は変わる)に重さを表示するため、ストレスを感じることなく、スピーディーに調理することができる。
ホワイトの本体にグレー、ピンク、グリーンのスモーキーカラーのシリコーンゴムカバーを組み合わせた柔らかい雰囲気の3カラーと、モダンスタイルなキッチンの定番カラーであるブラックの合計4カラーをラインアップした。カバーは被せて使えばボウルなどの滑り止めとなる他、裏返して使うとパスタなどを転がり落ちることなくはかれる。また、カバーを洗うことで清潔さを保つことができる。文字高28ミリメートルの大型液晶を採用し、数値を確認しやすくした。本体は27ミリメートルの薄型設計で引き出しへの収納がしやすく、スライド式フック穴を使用してつり下げて収納もできる。
タニタは2024年1月に設立80周年を迎えた。クッキングスケールは1965年から製造販売している主力商品の一つで、2014年にはJIS(日本産業規格)マークの認証(JIS B 7613では、体重計、体脂肪計、体組成計、クッキングスケール、ベビースケールといった家庭用はかりを対象とし、計量精度や耐久性などの基準を定めている。認証にあたっては第三者機関(日本品質保証機構、略称JQA)が、工場での製造や検査がJISに基づき実施されているかといった品質管理体制審査の他、対象商品をランダムにサンプリングしてJIS適合性試験を実施した上で認証される。タニタのはかりはこのような体制の下で製造しており、商品ごとの計量範囲内において精度を保証するはかり)を取得することで、生活者が安心して使える商品を提供してきた。また、今年発売の商品からフリマアプリで出品する際の荷物の計量などに便利な「HOLDモード(荷物を下ろしても約20秒間表示が固定され、数値を確認できる機能)」を搭載するなど、時代のニーズに応じた機能の開発にも力を入れている。今後も精度や使い勝手、デザイン性など、さまざまな面で生活者目線の工夫を行い、長く愛用される商品を展開していく。
[小売価格]オープン価格
[発売日]3月1日(金)