夏から秋にかけての車中泊の暑さ対策。オススメの車中泊場所と車に備えておいてほしいクルマ旅にオススメのアイテム

9月になりましたが、まだまだ残暑が厳しいですね。本当に今年の夏は暑い…。我が家も人も犬も暑さにへばっています。これだけ暑いと、なかなか犬を連れてのVANLIFE(バンライフ)旅は難しいと思いますよね。多少は気温が下がる夜でも、車の窓を締め切っての車中泊なんて「人も犬も暑さに耐えられない」と、思われるかもしれません。

しかし、いくらかの工夫や車中泊の夜の暑さ対策を講じることで、人も犬も快適にバンライフ旅を続けることができます。今回は、1年を通して愛犬連れでバンライフ旅を楽しんでいる私たちが、実際に行っている暑さ対策や快適に過ごすための工夫、オススメのアイテムなどを紹介していきます。

目次

  1. 車中泊の暑さ対策その1. 暑い時は車中泊地の標高を上げる
  2. 車中泊の暑さ対策その2. 眠る前にしておくちょっとした工夫
  3. 暑いからと言って、やってはいけないこと
  4. 標高を上げる他のメリットと旅の備えになるオススメのアイテム
  5. 標高を上げるリスクがあることも忘れてはいけません
  6. 高原で過ごす愛犬との旅は特別な思い出

車中泊の暑さ対策その1. 暑い時は車中泊地の標高を上げる

夏から秋にかけての車中泊の暑さ対策。オススメの車中泊場所と車に備えておいてほしいクルマ旅にオススメのアイテム

これはどんなサイトでも、暑さ対策としてよく見かけますね。単純に標高が上がれば、外気温は下がります。一般的に100m標高を上げるたびに、0.6℃気温が下がると言われています。つまり標高1000mのところで車中泊すれば、下界より6℃低い計算になります。

真夏の時期に車中泊旅に出かけた場合は、車中泊地の標高が1000m以上の場所を選ぶと真夏でも涼しく、快眠することができますよ。あと大切なポイントが、車を駐車する位置です。

涼しい場所に車を停めて、夜は安心して寝ていても、翌朝日が昇ってきたら直射日光が…、なんてことがよくあるんです。朝日で車内温度が一気に上がり、暑さでゆっくり寝ていられません。夏の時期の車中泊は、どの方位から太陽が昇るかを計算して、日陰になる場所を選んで駐車すると、暑さで目を覚ますなんてこともなくグッスリ快眠することができますよ。

標高の高い場所は、愛犬も快適に過ごせる

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標高を上げると愛犬も快適に過ごすことができます。暑いのは人ばかりではないですからね。ただし、標高が上がって気温が低くなっても、日差しは強いままです。

車内であれば日陰となりますが、車外など直射日光が当たるところでは、こまめに日陰で休憩したり、犬にも帽子を被ってもらった方が良いでしょう。

車中泊の暑さ対策その2. 眠る前にしておくちょっとした工夫

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車中泊の暑さ対策として、眠る前の準備もポイントになります。その準備とは、からだの深部体温を下げておくことです。

これは表面的な体温ではありません。クーラーや扇風機は表面的な温度を下げられても、深部体温を下げることができません。深部体温を下げないまま寝てしまうと、体に熱がこもり、寝苦しい夜になってしまいます。

深部体温を下げるにはどうしたらいいか——。それは体表に近い動脈を冷やすことです。

熱中症の対処でも行われるものですね。人間の体温は血流によって全身に送られます。その動脈は普段は深部を走行しているのですが、ところどころ体表に近いところを走ります。例えば、首(頸動脈)や手首(橈骨動脈)足首などです。体表に近い部分を冷やせば深部体温を下げられます。

手首を水道で冷やす、首を濡れた手ぬぐいで冷やしておくなどしておくと効果的ですよ。ちょっとした工夫ですが、やるかやらないかで快適度が大きく変わってきます。

暑いからと言って、やってはいけないこと

いくら暑いからと言っても、車のエンジンをかけてクーラーをつけることは避けましょう。キャンプ場等の静かな環境では、車のエンジン音が騒音の原因になります。他に車中泊旅を楽しんでいる方やテントで寝ている方、近隣住民の迷惑になります。

また環境への配慮という面でも、エンジンのかけっぱなしはCO2を排出し続けることになります。楽しむことが目的のはずのバンライフ旅。皆で、マナーを守って楽しく続けていきたいですよね。

愛犬の暑さ対策も忘れずに

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人も暑いように、犬も暑い。特に靴を履かない犬にとって、日に照らされたアスファルトで足の裏をやけどしてしまうこともあります。日中に、どうしても犬を散歩させないといけないときは、日陰や芝生や土の上などを歩かせてくださいね。

もちろん水分補給も忘れてはいけません。私たちは、自分達が水分を取ったら、必ず愛犬のこごみにも水を飲ませるというルールを作っています。そうすることでこまめに水分をあげることができます。

標高を上げる他のメリットと旅の備えになるオススメのアイテム

さてさて標高の話しに戻ります。標高を上げるメリットは、気温以外にもあるんです。

キャンプをする人は、キャンプ場で一度は「ぶよ」や「あぶ」に刺された経験がありませんか? そのかゆみや腫れかたは、蚊とは比べ物になりませんよね。実は標高を上げると「ぶよ」や「あぶ」などの吸血昆虫が少なくなります。全く生息していないというわけではなく、個人の感想になりますがだいたい標高1500m以上の場所には、ぶよもあぶもいなくなります。

でも、もし刺されてしまった! なんてことがあった時用に備えておくと便利なアイテムが「薬」と「ポイズンリムーバー」です。特にこのポイズンリムーバーが優秀です。

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刺された患部にポイズンリムーバーをあてて取手を引っ張るだけで、リムーバーの中が陰圧となり、患部から毒を吸い出してくれます。ある程度毒を吸い出したのちに薬を付けるだけで、かゆみは随分と軽減されますよ。安価ですし、自然豊かな場所を目的地にされる方は、クルマに一つ積んでおくだけで、いざという時にとても助かりますよ。

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標高を上げるリスクがあることも忘れてはいけません

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今までは標高を上げるメリットについてお話してきましたが、実はいいことばかりではありません。実は標高を上げると、そこには見落とされがちなリスクがあります。

リスク1:急激な天候の変化

まず標高を上げる=山、ですよね? 登山をしてテント泊などをしたことがある人はよく分かると思いますが、山の天気は変わりやすいです。さっきまで星が見えていたのに、いつの間にかガスが出てきて、大雨が降るなんてことがあります。車中泊の時、運よく車内にいられればいいですが、車外で雨に降られ服が濡れてしまったなんてことになったら、体温は一気に下がっていきます。さっきまでは疎ましかった暑さが、急に恋しくなるほど。

また濡れた服で、少しでも風に吹かれたら最悪です。一気に体温が下がり、夏の山でも低体温症で命を落とす可能性もあります。なので標高の高い場所へ行く際は、必ずレインウェア、特にゴアテックス素材等の防水性・撥水性の高いものを車に積んでおくことをオススメします。傘は風が吹いたら全く使い物にならないので、急な雨でもすぐにサッと羽織れるレインウェアが便利です。

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ちなみに私たちはmont-bell(モンベル)のトレントフライヤーというレインウェアを使用しています。軽量で防水性、防湿浸透性もよく、他のアウトドアメーカーのレインウェアと比べて随分と安価。オススメです。

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気象条件の変化で怖いのは、雷もあります。急速な積乱雲の発達で、雷がいきなり鳴り出したということも。雷が鳴りだしたらすぐに車内に避難しましょう。

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リスク2:強い紫外線

標高を上げると、紫外線が強くなります。気温が低くても、直射日光が当たると暑いし、人も物もかなり日焼けします。そんな時はサンシェードの活用が有効です。

暑さ寒さは、車の窓から侵入します。その窓に付けるサンシェードがあれば、車内はかなり快適になります。自分の車にぴったりな形のサンシェードを使うといいですよ。

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私はAizuのサンシェードを使っています。78プラドの窓にぴったりな形ですので、すべての窓にはめて、暑さ対策・寒さ対策に使っています。

■AizuのサンシェードをAmazonで探す:https://amzn.to/3Ep4bPu

その他にはカーサイドタープもオススメです。暑さ対策、強い紫外線を遮るためのアイテムとして、カーサイドタープを活用しています。もちろんタープを展開できるキャンプ場やRVパークなどでの使用に限られますし、どんなタープでもいいというわけではありません。ポイントは、しっかり日陰をつくることができる生地の分厚いタープを選ぶことです。

アウトドア用のタープって、タープの下にいても暑い時がありませんか? 暑さ対策により生地の分厚いタープの方が良いなと思い、私は軍幕を使っています。兵士用のポンチョですが、生地が分厚く、強い日差しも遮ってくれます。

夏から秋にかけての車中泊の暑さ対策。オススメの車中泊場所と車に備えておいてほしいクルマ旅にオススメのアイテム

この軍幕にフェールラーベンのグリーンランドワックスを染み込ませて、防水性を高めています。

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リスク3:涼しいと思っていたら…寒い

標高が高い場所での車中泊では、「暑いから寝るときはタオルケットでいいや!」なんて思っていたら、あっという間に気温が下げって寒くて寝られないなんてこともあります。嬉しい悲鳴でしょうか? いえいえ、寒くて寝られないのは本当にしんどいです。

夏から秋にかけての車中泊の暑さ対策。オススメの車中泊場所と車に備えておいてほしいクルマ旅にオススメのアイテム

そんな事態にならないよう、標高の高い場所で車中泊する旅のときは、私たちは夏用の寝具と3シーズン用の寝袋を持っていきます。夜が予想外に寒かった場合、寝袋の中に入らずとも、布団にように上から体にかけるだけで、対応することができます。

寝袋はクルマ旅でもかさばるものですが、私たちはなるべくかさばりを少なくできるようダウンタイプの寝袋を使っています。

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リスク4:携帯電話の電波が入らない

これはつい最近私たちも経験したことです。台風発生のニュースがあった時、標高1600mの場所で車中泊をしていて、台風の今後の進路等、最新情報を確認したいと思ったのですが、携帯を見ると電波がない…。最新情報を確認できないということがあったんです。

バンライフ旅では天候や道路状況など、常に情報収集しながら安全の確保や渋滞を避けるために、旅行計画を変更をしています。なので旅の途中で情報を入手できないと大変です。「事前に電波が入る場所か確認しとくべきだった!」と、反省しました。

そんな時でも、ラジオという情報入手ツールがあります。車のラジオはもちろん、ポータブルラジオなども便利です。ただ、車中泊場所によってはラジオの電波も入らないこともありますので、やはり旅の前の事前リサーチは必ずしておいた方がよさそうです。

高原で過ごす愛犬との旅は特別な思い出

夏から秋にかけての車中泊の暑さ対策。オススメの車中泊場所と車に備えておいてほしいクルマ旅にオススメのアイテム

今回は私たちが車中泊旅で行っている暑さ対策などをお話しさせていただきました。

様々なWEBメディアや雑誌に暑さ対策は載っていますが、まずは自分が経験して、きちんとリスクを管理をしながら試行錯誤を重ねていくことをオススメします。その中で自分たちの旅のスタイルに合った暑さ対策を、見つけていっていただければと思います。

夏の時期でも、愛犬を連れて快適な車中泊旅、バンライフ旅に出ることは可能です。人も犬も快適に過ごせる場所へ出かけて、涼しい高原等で愛犬とのひと時をお過ごしください。

■著者プロフィール、この著者のこれまでの記事は:https://www.mobilitystory.com/article/author/000023/