ストレスもダイエットの大敵 痩せ体質に必要な自律神経
(画像=taka/stock.adobe.com)

(本記事は、栗原 毅氏の著書『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』=日本文芸社、2022年12月23日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)

メンタル&ストレスも大敵! 自律神経(・・・・) を整えればやせ体質に

自律神経は内臓の働きや代謝、体温など体のあらゆる機能を24時間体制でコントロールしている司令塔です。この自律神経が乱れると、胃腸の働きが弱まったり、代謝が落ちたりすることで体に脂肪をため込みやすくなります

自律神経には交感神経と副交感神経があり、アクセルとブレーキの役割を果たしています。活動が活発な日中はアクセルである交感神経が優位に。心拍数や血圧が上昇して、体はいわば興奮状態です。一方、夜や就寝前のリラックス状態では、ブレーキである副交感神経が優位になり、心拍数や血圧が下がることで自然と眠りにつけます。このように、自律神経はバランスよく働くことが理想ですが、様々な原因によるストレスから、とかく乱れがち。それが太ることとも関係しています。

実際、肥満の人は副交感神経が働きにくく、腸を動かす力が低下して腸内環境が悪化している傾向があります。また、交感神経が過剰に優位になる状態が続くと、血管が収縮して血流が悪化。消化不良や体の冷えを引き起こします。その結果、新陳代謝も低下してやせにくい体になってしまいます

乱れた自律神経を整えるには、ストレスをため込まないことが一番です。とはいえ、ストレスをゼロにするのは不可能なので、上手な解消法を見つけましょう。規則正しい生活や適度な運動、趣味を持つことなどもストレス解消に繋がります。

1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法
(画像=『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』より)
1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法
栗原 毅
1951年新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。前東京女子医科大学教授、前慶応義塾大学特任教授。
現在は栗原クリニック東京・日本橋院長を務める。日本肝臓学会専門医。
治療だけでなく予防にも力を入れている。血液サラサラの提唱者のひとり。

※画像をクリックするとAmazonに飛びます