やせるのに激しい運動は必要ない? “やせ体質”はこう作る
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(本記事は、栗原 毅氏の著書『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』=日本文芸社、2022年12月23日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)

一生懸命やっても無駄!? 激しい運動(・・・・・) は必要なし

1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法
(画像=『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』より)

内臓脂肪を減らすのに運動は効果的ですが、必ずしも激しい運動が必要なわけではありません。激しい運動は続けるのが難しいですし、筋肉や関節に負担がかかります。筋肉への負担が続くと回復が追いつかず、慢性疲労の状態に陥ってしまうことも。また、ハードなトレーニングで筋肉量を増やしても、中性脂肪は筋肉の中にもつきます。霜降り肉のようなもので私は「脂肪筋」と呼んでいますが、筋肉質でスリムな人に多く、見た目ではわからないのが厄介です。

脂肪を燃焼させるのは激しい運動ではなく、むしろウォーキングやジョギングのような軽くて長時間無理なく続けられるような運動です。運動には2種類あって、1つは前述のような「有酸素運動」、もう1つは短時間で大きな負荷をかける「無酸素運動」です。筋トレやスクワットなどは無酸素運動で、瞬間的に負荷をかけて鍛えます。一方、有酸素運動は体内に酸素をとり込みながら行う運動で、ゆっくり長時間続けることで効果が上がります。

だからといって、有酸素運動だけを行えばいいのかというとそうではありません。やせるには、両方の運動が必要。有酸素運動は脂肪を燃焼させますが、無酸素運動は筋肉量を増やし、基礎代謝を上げて太りにくくする効果があるからです。つまり、2つの運動を組み合わせることがやせ体質への近道なのです。

1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法
(画像=『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』より)
1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法
栗原 毅
1951年新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。前東京女子医科大学教授、前慶応義塾大学特任教授。
現在は栗原クリニック東京・日本橋院長を務める。日本肝臓学会専門医。
治療だけでなく予防にも力を入れている。血液サラサラの提唱者のひとり。

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