「人生で手にしたい贅沢」、「お金より大切な資産」ザッカーバーグの生き方を表す4つの言葉
(画像=Dilok/stock.adobe.com)

(本記事は、ジョージ・ビーム氏(著)、今村絵里氏(翻訳)の著書『マーク・ザッカーバーグの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実』=文響社、2022年11月10日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)

人生の目標

僕が目指しているのは仕事に就くことではありません。

クールなものを作るのがとにかく好きだし、人にあれこれ指図されたり、決められた時間内に物事をこなしたりしなくていいというのが、僕が人生の中で手にしたいと思っている贅沢なんです。

……利益を生み出すものをいつかこの手で作れると思います。

ーーーー『ハーバード・クリムゾン』紙、2004年6月10日


My goal is not to have a job. Making cool things is just something I love doing, and not having someone tell me what to do or a time frame in which to do it is the luxury I am looking for in my life. ... I assume eventually I’ll make something that is profitable.

最終目標は金じゃない

そういったことに僕たちはあまり関心がないんです。確かに大金を稼ぐことは可能でしょう──でもそれが最終目標ではないんです……言ってみれば、ハーバードを出ていれば誰だって仕事に就いて大金を稼ぐことができます。でも、ハーバードの誰もがSNSを生み出せるわけではありません。

僕にとってはお金なんかよりも、SNSのほうが大切な資産なんです。

ーーーー『ハーバード・クリムゾン』紙、2004年6月10日


That’s just, like, not something we’re really interested in. I mean, yeah, we can make a bunch of money—that’s not the goal ... I mean, like, anyone from Harvard can get a job and make a bunch of money. Not everyone at Harvard can have a social network. I value that more as a resource more than, like, any money.

試行錯誤を楽しむ

僕はこういったことを四六時中しています。The facebook を作るのにかかった時間は、文字通り1週間でした……僕はいろいろなことに手をつけていても、その半分は世には出しません。

昨日の夜は5時間プログラミングをしていたのですが、「これってクールでは?」と思えるアイデアが浮かんで、友人を捕まえては披露しました。

でもキャンパスのほかの人たちは、そのアイデアについて知ることはないでしょう。……僕はただ何かを作って、それがきちんと機能するのを確かめるのが好きなんです。自分が手掛けたものが大成功を収めるのはクールなことだとは思いますが、何というか、それが最終目標ではないんです。 

ーーーー『ハーバード・クリムゾン』紙、2004年6月10日


I do stuff like this all the time. The facebook literally took me a week to make. ... Half the things I do I don’t release. I spent five hours programming last night, and came up with something that was kind of cool, showed it to a bunch of my friends, and the rest of the campus will never know about it. ... I just like making it and knowing that it works and having it be wildly successful is cool, I guess, but I mean, I dunno, that’s not the goal.

長期的な視点

僕の役目は、長期的な視点でものを作ることです。
それ以外のことはじゃまでしかありません。

ーーーー『ファスト・カンパニー』誌、2007年5月1日


I’m here to build something for the long term.
Anything else is a distraction.

マーク・ザッカーバーグの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実
【編者】ジョージ・ビーム(George Beahm)
作家、編集者。長年、スティーブ・ジョブズやIT、カルチャーについて取材を行ない、手がけた書籍は30作以上に及ぶ。本書の米国版は、発売前の時点でAmazon USなどでベストセラーにランクインしている。
【訳者】今村絵里(いまむら・えり)
駒澤大学文学部英米文学科を卒業後、ニューヨーク州立大学バッファロー校に留学し、アメリカ研究を専攻。一般企業に勤務しつつWeb記事等の翻訳に携わり、本書が初の訳書となる。

※画像をクリックするとAmazonに飛びます