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(画像=ニッカウヰスキー「希望の大麦」使用ウイスキー原酒)
ニッカウヰスキーは2月から、東日本大震災で被災した土地で栽培した「希望の大麦」を使ったウイスキー原酒の製造を開始した。製造はニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所。
「希望の大麦」は、東松島みらいとし機構(HOPE)が主導する「希望の大麦プロジェクト」で収穫。グループ会社アサヒビールモルトで製麦作業を行った麦芽約30tを本年分として仕込んだ。
「“希望の大麦”の収穫量が増え、新たな使用用途や販売先を検討していたHOPEと、地域の原料を原酒製造に使用することで地域に貢献したい当社の思いが合致。本年から仕込みを開始し、原酒としての活用を目指し、東北の活性化に繋げる」(同社)。
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(画像=「希望の大麦」栽培風景/「希望の大麦プロジェクト」)
〈酒類飲料日報2022年3月3日付〉