コロナワクチン接種証明アプリ「ワクパス」イメージ
(画像=コロナワクチン接種証明アプリ「ワクパス」イメージ)

一般社団法人メディカルチェック推進機構とICheck株式会社は2021年11月10日、新型コロナワクチン接種証明アプリ「ワクパス」のiOS版をリリースした。

「ワクパス」アプリは、一般社団法人メディカルチェック推進機構が発行する、民営のワクチン接種証明という位置づけ。すべての機能を無料で利用できる。ワクチン接種済証と顔写真付きの身分証明書をスマートフォンのカメラで撮影して登録すると、賛同企業の対象店舗やICheckのオンラインストアで、特典を受けることができる。

今回リリースしたiOS版「ワクパス」アプリは「App Store」で提供している。Android版のリリースは現在申請中。

「ワクパス」アプリでは、「ワクチン接種記録の管理」「ワクチン接種優待の提供」「賛同企業等の申出」の機能がある。

「ワクチン接種記録の管理」は、ワクチン接種記録と顔写真のある身分証明書(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、在留カードのいずれか)をアプリで登録することで、スマートフォンにてワクチン接種証明ができるというもの。

「ワクチン接種優待の提供」では、「ワクパス」を提示することで、賛同企業の対象店舗などで特典を受けることができる。賛同企業は、APAホテル、HIS、カッパ・クリエイト、オリーブスパ、鹿島アントラーズ、アトムなど。

「ワクパス」提示で賛同企業の対象店舗などで特典を受けることができる
(画像=「ワクパス」提示で賛同企業の対象店舗などで特典を受けることができる)

「賛同企業等の申出」では、「ワクパス」の趣旨に賛同する団体・企業がURLから申し込みをすると、特典の内容を含め、無料でアプリ上に掲載するという。

今後の機能拡充では、3回目のワクチン接種への対応なども検討しているという。去る10月6日に開催したワクチンパスポート「ワクパス」発表会で、ICheckの山口慶剛取締役は、「(ワクパスは)ワクチン接種の促進と停滞している経済活動の正常化を目指して開発した。一方で、アレルギーなどの理由から接種できない方々に、決して不利益を与えることがないよう重々配慮し、検査証明など代替措置の検討も進めていきたい」と話している。