有力FX企業16社,月間データランキング,2019年2月
(写真=JensHN/Shutterstock.com)

有力FX企業16社の月間データランキング-2019年2月-

株式会社矢野経済研究所は、FX(外国為替証拠金取引)店頭取引市場における有力企業16社のアンケート調査を実施し、2019年2月末の預かり残高、口座数、2019年2月の月間取引高を算出した。

*1. 集計対象は、預かり残高15社、口座数16社、取引高12社、いずれも無回答を除く。
*2. SBIグループはSBI証券、住信SBIネット銀行、SBI FXトレード3社の店頭取引の合算値。GMOグループはGMOクリック証券、FXプライムby GMOの店頭取引の合算値。

有力FX企業16社,月間データランキング,2019年2月
有力FX企業16社,月間データランキング,2019年2月

1.調査結果概要

【 預かり残高 】 2019年2月末の有力FX企業15社1の預かり残高の合計は、9,549億円であった。企業単体集計の2019年2月末の預かり残高の第1位はGMOクリック証券で1,524億円、第2位のDMM.com証券は1,206億円であった。企業グループを加味した集計では、第1位がSBIグループ2の2,304億円で、第2位はGMOグループ*2の1,700億円となった。

2月は前月比147.6億円増(1.57%増)となり、本調査対象企業15社中13社(その他企業2社含む)で預かり残高が増加した。また、企業グループを加味した場合、前月比で最も高い増加率はトレイダーズ証券(11.16%増)、次いでワイジェイFX(4.44%増)であった。

【 口座数 】 2019年2月末の有力FX企業16社1の口座数の合計は、506万口座であった。企業単体集計の2019年2月末の口座数の第1位はDMM.com証券で70.8万口座、第2位のGMOクリック証券は59.2万口座となった。企業グループを加味した集計では、第1位がSBIグループ2の118.6万口座で、第2位はGMOグループ*2の78.2万口座であった。

2月は前月比3.5万口座増(0.71%増)となった。本調査対象企業16社中15社(その他企業2社含む)で口座数が増加した。また、企業グループを加味した場合、前月比で最も高い増加率はGMOクリック証券(1.05%増)、次いでトレイダーズ証券(1.00%増)であった。

【 月間取引高 】 2019年2月の月間取引高は、有力FX企業12社*1の合計で160兆円(百万通貨を1億円として換算)となった。2019年2月の月間取引高の第1位はGMOクリック証券で45.1兆円(同)、第2位はDMM.com証券で41.1兆円(同)であった。

2月は前月比105.0兆円減(39.5%減)で、本調査対象企業12社すべて(その他企業3社含む)で取引高が減少した。