11月から12月にかけて、口ひげを伸ばし続ける「Movember」(モーベンバー)という活動が日本でも盛んになりつつある。 Movemberとは「ピンクリボン」の男性版とも言える、男性特有のガンなどの病気に対しての認知を高めていこうとする運動で、現在、欧米を中心に約20か国で行われている。
日本でも、2018年にラジオ番組のJ-WAVEがキャンペーンを行った事でも知られている。
「Movember」(モーベンバー)とは?
「Movember」とはMOVEMBERとは、MO(モウ)(口ヒゲ)そして、NOVEMBER(11月)を組み合わせた造語。 男性の自殺や前立腺ガン、精巣ガンなど男性特有のガンに対しての啓もうを目的とし2003年に始まった。
同団体は、Movember活動を行うことで、2030年までに上記の病気が原因の死者、自殺者数を25%減らすことを目標にしている。
Movemberは、2003年にオーストラリアのTravis Garone と Luke Slatteryによって始められ、開始当初は彼らの友人、知人ら30名から始まり、2019年時点で全世界20か国で600万を超えるサポーターがMovemberに参加している。
Movemberの始め方
公式サイトによればルールは4つ。
ルール1
11月1日から口ひげのない状態からスタートさせる。
ルール2
11月からずっと口ひげは剃らず、のばし続ける。
ルール3
口ひげだけ、あごひげ、頬のひげは剃る。また、つけ髭もNG
ルール4
のばした口ひげを使って、男性の健康問題について語り合い、募金などに協力する。
男性がガン予防を行う意義とは
ピンクリボン活動で知られる「乳がん」など女性特有のガンとは違い、前立腺がん、精巣がんが話題になることは少ない。
しかし、世界的に見て特に前立腺がんは罹患者数が急激に伸びており、将来的に男性がんの第一位を占めるとも言われている。 高齢になるほど罹患の可能性が高まり、80歳代以上では、約半数が潜在性の前立腺がんがあるといわれている。
一方で、前立腺がんは、PSA検査(血液による検査)をはじめとした患者に負担の少ない検査で明らかになることが多く、また、早期治療を行った場合の生存率も高いことで知られている。 11月に限らず、男性特有のガンについての啓もう活動がもっと普及する必要があるのではないか。
Movemberメンバーシップへの参加や、キャリティーへの協賛などは公式サイトから受け付けている。 公式サイトはこちらから⇒
THEOWNERの取材記事、YOUTUBE動画などを担当。地方銀行員のM&A活動を取材した「BANKERS」の連載記事。ウェビナーでは海外M&Aをシリーズとして実施。
過去の担当記事・動画・セミナー
【YOUTUBE】ファンドってそもそもなに?日本投資ファンド専務取締役に徹底インタビュー
【記事】“Design Future With You”お客様とともに明るい未来を描く、宮崎銀行のBANKER
【ウェビナー】中小企業の社長が1から海外M&Aを学ぶセミナー マレーシア編 など