株式会社光通信(9435)は、連結子会社である株式会社ザッパラス(3770)と株式交換を行うことを決定し、両社間で株式交換契約を締結した。
光通信を株式交換完全親会社、ザッパラスを株式交換完全子会社とする株式交換方式。
光通信は、電気・ガス事業、通信事業、飲料事業、保険事業、金融事業、ソリューション事業、取次販売事業を行っている。
ザッパラスは、グループの経営管理を行っている。
背景・目的
光通信は、ザッパラスの事業が現状で一定の強みを有しているものの、成長戦略の具体性や実現可能性には課題があり、新規事業への挑戦についても成功の根拠に乏しく高いリスクを伴うものであると認識するに至った。
光通信としては、ザッパラスが光通信グループ(光通信及び光通信の連結子会社の総称)との緊密な連携をより強化することにより、既存事業に集中し、その成長を図ることが望ましいと考えている。
しかしながら、上場を維持したままでは上場会社としての独立性を確保する必要があり、光通信グループとの連携を強化するには一定の限界があるほか、ザッパラスにおいては上場企業としての信用力を生かした資金調達や採用を含む人事戦略の実行が十分に進んでおらず、営業利益に対する上場維持費用の負担も過大であると見受けられる等の課題がある。
こうした状況を総合的に勘案し、光通信は、ザッパラスの少数株主への十分な配慮を前提とした上で、ザッパラスが非上場化されることも妥当な資本政策の選択肢の一つと考え、ザッパラスとの間での慎重な検討を経て、株式交換による完全子会社化を提案した。
その後、両社間で協議・交渉を重ねた結果、本株式交換が両社の企業価値向上に資するものであるとの認識で一致し、本株式交換に係る割当比率を含む諸条件についての検討及び協議を経て合意に至った。
本株式交換に係る割当ての内容
本株式交換に係る株式交換比率 光通信(完全親会社):1、ザッパラス(完全子会社):0.0104
本株式交換により交付する光通信株式数:光通信の普通株式93,333株(予定)